住宅FPへの保険相談|団信特約いる?いらない?

こんにちは!
ジルわこ(@gillwacohouse)です
今回は家づくりからほんのちょっとだけ離れた内容です
住宅専門でファイナンシャルプランナーをしている方と面談の機会があり
住宅ローン契約時に加入する団体信用生命保険に関して相談してきましたので
その内容について触れたいと思います
住宅FPというと一人思い浮かぶ方がいますが
人気YouTuberのあの方ではないので悪しからず…
団体信用生命保険について
住宅ローン契約と切っても切り離せないのが「団体信用生命保険」の話です
通称「団信」と呼ばれるもので
ローン返済中に死亡したり高度障害状態となったりした場合に
ローン残高がゼロになるというものです
死亡はまあ分かりますが
高度障害状態とはなんぞ?
と思って調べてみました
両目の視力を失った状態
言語機能を失った状態
咀嚼機能を失った状態
四肢を失った状態
内臓や神経に著しい障害が残った状態
などなど…簡単に言うと他人の助けなしに日常生活を送るのが不可能な状態を指すようです
ちなみに民間金融機関の住宅ローンは団信加入が義務となっているのが一般的ですが
住宅支援機構のフラット35だと加入は任意なようです
団信特約について
もう一つ団信にセットで付いてくるのが「団信特約」の話です
これは金融機関によって内容は様々ですが
がん・脳卒中・急性心筋梗塞の3大疾病に対して補償が付くもので
保険料は住宅ローン金利に上乗せとなるケースが多いように見受けられます
私は最終的に三菱UFJ銀行で借りる予定ですが
三菱UFJ銀行だと「7大疾病保証付住宅ローン ビッグ&セブン〈Plus〉」と言う商品があります
基本の団信に加えて以下の7大疾病に対して特定の条件を満たすと住宅ローン残高がゼロになります
がん(※上皮内がんは除く)
⇒診断されたら
脳卒中・急性心筋梗塞
⇒入院したら
高血圧性疾病・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変
⇒就業不能状態が1年30日以上続いたら
(就業不能状態が30日以上続いたら最長1年間は月間返済額を補償)
がん・脳卒中・急性心筋梗塞以外の4つの生活習慣病に対する補償は
条件を満たすのはかなりのレアケースな気がするので
なんとなくおまけで付いてるのかなという印象です
保険料は住宅ローン金利に0.3%上乗せとなります
通常こう言う類の保険は病気になるリスクの違いから
年齢や性別で保険料が変わってくるものと思いますが
金利上乗せタイプだと
借り入れ金額と期間と上乗せ分の利率だけで保険料が決まってきます
20代で酒もタバコもやらず毎週運動してますという人と
40代で酒もタバコもガンガンで運動習慣もなく肥満体ですと言う人がいたとして
明らかに病気に対するリスクが異なる人でも
借り入れ金額と期間が一緒なら同じ保険料となりますが
これはある意味団信特約の特徴と言えるかもしれません
ちなみに0.3%の金利上乗せ分を
返済金額に換算すると
例えば4000万円を35年で借りた場合だと
大体200万円ちょっとになります
あとローン残高の補償なので補償額は返済が進むほど減っていく方式になります
これが高いのか安いのかちょっとよく分からないですが
先に挙げたように年齢が高く病気のリスクが高い人にほど有利な条件ではあると思います
またローン返済し切るまで
途中での契約・解約ができないというのも
通常の保険とは異なる部分だと思います
保険の相談相手
特約の対象となるような7大疾病は
なんとなく50代からの病気という認識でした
身近なところで言うと母が50歳くらいの時に
一度脳卒中で倒れているので他人事ではないんですが…
とは言え自分の年齢と返済完了時期を考えると
特約はなくてもいいかなーと思っていましたが
子供も生まれたし万が一を考えて保険を見直さないととは思っていました
しかし団信特約の有無も含めてどう見直したらいいものかと悩んでいましたが
ちょうどそんな会話を家の打ち合わせでしていた時に
営業のW氏より「その辺に強いFPの先生がいるので紹介しましょうか?」と
渡りに船とはこのことかと
せっかくなのでお願いすることにしました
ちなみに私は結婚するまでは自動車保険くらいしか入ってなくて
結婚して初めて会社で斡旋していた掛捨の団体保険(医療保険と生命保険)に加入
プランもよく分からんのでとりあえずモデルケースとして提案されているやつに加入する程度で
保険レベルは1です
今の時代ネットで色々勉強できますが
保険に関しては正解がないというか
家庭の状況によって最適解が変わってくると思うので
一回プロに相談した上で勉強していった方が効率良さそうと思った次第です
ダンディな住宅FPとの面談
W氏に日程調整して頂いてFPの先生と面談に臨みました
子供が生まれたばかりということもあって
ZOOMでの打ち合わせとさせてもらいました
(ZOOMを起動するのが久しぶりで画面に表示される名前が変なのになっていたのはここだけの話です)
ミーティングに参加して程なくして
初めましてのダンディなおじさまが入室されました
続いてW氏も入室されました
初めましてなんですがなんとなく見たことがあるような気もするんだよなぁと思っていましたが
後々その理由が分かりました
こちらの記事で紹介されていたFPの方でした
土地探しは誰とどのようにすすめていくのがベストか | 家づくりにおいて大事なコト (fujimonmon.com)
元々積水ハウスで店長まで経験されていて
現在は自分の会社を立ち上げている方だそうです
住まいとお金のご相談「すまいるLinks」 (姫路のファイナンシャルプランナー鈴江高年 SUZ FP リンケージ) (suz-fp.com)
一度ライフプラン相談してみたいなと思いながら記事を眺めていて
眺めっぱなしでそのまま忘れていましたが
保険の相談にはなりますがこういった形でご縁がありました
今回の相談は主に以下の2点です
・団信特約を付けたほうがいいのかどうか
・万が一に備えて今入っている保険をどう見直したら良いか
結論から言うと以下のような感じでした
・ローン返済期間や現在の健康状態を考えると団信特約は必須ではない
・但し子供が小さいうちは収入補償などを手厚くしておいた方がいい
・医療保険は掛捨だと老後の負担が大きいので終身タイプの方がお勧め
・最近は非喫煙者であるなど健康状態によって保険料が割り引かれる商品もある
団信特約についてはなんとなく思っていた通りでした
特約の保険料は40代くらいを想定して設定されていることが多いそうです
その他の保険の見直しについては
様々な公的補償も受けられるので
それも考慮した上で「足りない分を民間保険で補う」
と言うのが基本的な考え方です
ただこの「足りない分を補う」と言うのが
家族構成や働き手の人数、職業なんかでも変わってくると思うので
難しいところだなと思っています
公的補償として医療費の3割負担は有名ですが
調べてみると他にも「高額医療費制度」「傷病手当金」「障害年金」「遺族年金」などいろいろありました
「傷病手当金」は調べていて初めて耳にした制度でしたが
就業不能になった時に最長1年6ヶ月間
給料の3分の2が支給される制度です
思い返してみるとおそらく母が脳卒中で倒れた後に受け取っていたものだと思います
就業不能に対する民間保険はたぶん入っておらず
体に麻痺が残って結局職場復帰は叶いませんでしたが
両親が共働きだったこともあってなんとかなっていたんだと思います
私の場合だと片働きなので
就業不能となるとぐっと世帯収入は減り、最悪ゼロになります
子供が社会に出るまで
もしくは働けなくなってもなんとかなるレベルの資産形成できるまでは
民間保険での補償も考えておく必要がありそうです
医療保険については
掛捨ては若いうちは保険料の負担が少なくて良いのですが
今加入している保険の料金表を見てみると
50歳くらいからの保険料の上がり方が結構えげつない上がり方をしていました…
後々電卓を叩いてみると
仮に今の段階で同等程度の補償内容の終身医療保険に加入すると
60歳くらいで掛捨で払い続けた場合の保険料と逆転しそうな見込みでした
人生100年時代と言われている現在
医療保険はむしろ60歳を超えてからお世話になる可能性の方が高いので
ここは確かに終身に切り替えても良さそうな気がしました
また最近の民間保険だと加入者の健康状態によって
保険料が割引になったりするのもあるようです
現在入っている保険が団体割引が効いていて安いイメージがありましたが
まあ安いことに違いはないんですが圧倒的に安いわけではなく
探せばもっと好条件の保険商品もあるんだと学びました
ということで一度適切な保険商品を検討して提案してもらうことにしました
ついでと言ってはなんですが
ライフプランもプロ目線で一度作成して頂くことにしました
ライフプランについては家づくりの前にすべきことだと思いますが
ここに来て自分で想定していたライフプランと
プロが作成したライフプランの模範解答を付き合わせて答え合わせです
来月もう一度打ち合わせさせてもらい
そこで再び保険とライフプランの話をする予定です
おわりに
今まで保険についてはあまり真面目に考えていませんでしたが
今回の相談は保険の考え方について学ぶ良いきっかけになった気がします
専門外のことについては
やはりメンターが一人いると理解が捗る気がしました
ライフプランのすり合わせしたら
また何か書きたいと思います