雑記

家づくりに関係あるのか!?FE試験について振り返る

米国版技術士資格の1次試験(FE試験)についての紹介
gillwacohouse

こんにちは!

ジルわこハウス(@gillwacohouse)です

 

 

これまでこのブログで書いてきた内容は

「家づくり時々ねこ」に絞ってやってきていて

それ以外はブログの趣旨から外れるなあ

と思って躊躇してたんですが…

 

今回は完全に逸脱した内容を書きます!

(ちょっとだけ家づくり要素をこじつけます笑)

 

出張が長すぎてネタがなくなってきている説もありますが

一応書きたいことはあるんですよね…

 

ただ実体験を伴った内容の方が響くかな〜

と思って温めてます

 

ちょこっと調べて分かるような内容を記事にしてもあんまり意味ないなあと

Twitterでいろんな施主さんのブログを読んでて思い知らされてます

家系ブログを盛り上げる会のメンバーは何かしら突き抜けてる人多いんですよね笑

 

それでは家づくりとは無関係記事

いってみたいと思います!

 

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FE試験とは一体?

突然ですが「FE試験」というものをご存知でしょうか?

 

ググると「基本情報技術者試験」というのがたくさん出てきますが

今回記事にするのはそれではありません

 

FEといえば「ファイアーエムブレム」が有名ですが

その知識を問う検定試験でもありません

(ifと覚醒と風花雪月しかやったことないので詳しくないです)

 

「FE試験」でググると

下の方にひとつだけ「日本PE・FE試験協議会」というページが出ています

 

今回雑記するのはそれについてです

 

アメリカの技術系の資格で

Professional Engineer (PE)と呼ばれるものがあります

その1次試験に当たるのが

FE試験(Fundamentals of Engineering Exam)

という試験になります

 

これに合格すると一応

Engineering Intern (EI)を名乗ることができるようになります

(「技術者見習い」という意味なので名乗らない方がマシな場合も?笑)

 

PEは日本で言うところの「技術士」に当たる資格ですね

こちらも一次試験に合格すると「技術士補」を名乗ることができます

 

そもそも何でそんなもののことを書こうと思ったかと言うと

前回チーフアーキテクトについて書いた記事で

建築士の資格について調べてました

積水ハウスのチーフアーキテクトについての解説
積水ハウスのトップクリエイター|チーフアーキテクトについて紹介こんにちは! ジルわこハウス(@gillwacohouse)です 最近このブログにもGoogle検索から訪れ...

 

そしたら自分が運転免許以外で唯一取ろうと思って取った資格があることを思い出したからです

(仕事に関係ないのでしばらく忘れてました)

 

思い立ったが吉日ということでノリで書き始めました笑

 

資格の有用性

PE試験も技術士試験も

内容としてはどちらもエンジニアとしての高度な知識や経験を問われるもので

英語が日本語かの違いはありますが

語学の壁を無視すれば基本的に同じような難易度だと思います(たぶん)

 

技術士は理系の方なら知ってる人も多いと思いますが

理系資格の中では医師免許や弁理士の資格に次いで難関とされる資格です

 

ただ難関の割に技術士じゃないとできない仕事というのは特になく

資格を取ったから待遇が良くなったみたいな話もあまり聞きません

 

どちらかと言うと技術者としての拍がつくとか

そんな意味合いが強いのかなと感じます

 

もちろん技術士となることで

相手から信用されたり

昇進や転職に有利になったり

メリットはあると思いますが

職種によっては宝の持ち腐れになってしまう可能性もありま

 

一方PEはその資格を持っていないとできない仕事があり

職種によっては必須の資格になるし

資格の有無が収入にも関わってきます

 

工場やプラントなどの建設現場などでは

PEを何人以上置かないといけないとか

そういうルールもあったりするようです

 

あくまでアメリカで仕事をする場合の話なので

基本的にあんまり関係ないんですけどね

 

なんとなくエンジニアに対する扱いの差を感じてしまいます…

 

それらの一次試験合格者にあたる

技術士補やEIという資格は

技術士やPEの試験を受けるための切符に過ぎず

基本的にはそれだけで持ってても何の意味も持たないものなんです

ことFE試験に関しては

ある一時だけは単体で意味を持つと勝手に感じています

 

FE試験の概要

PEになるための一次試験に当たるのがFE試験ですが

この試験は誰でも受けられる訳ではなく

日本もしくはアメリカの4年制大学を卒業し

「Bachelor of Engineering」または「Bachelor of Science in Engineering」

の学位を取得していること

大学4年生なら卒業見込みであることが受験条件です

 

日本では基本的に工学部や理工学部を卒業したらもらえる学位です

学科によってはちょっと違ってくる可能性もあるので注意です

学科によっては得られる学位が「Bachelor of Science」だったりもします

 

試験は工学に関する基礎学力の知識を問うペーパーテストで

出題範囲は工学一般(数学、化学、電気、静力学、動力学、材料力学、流体工学、熱力学、土木、工学経済、倫理、環境など)と幅広いです

アメリカの資格試験なので出題は全て英語になります

全110問を休憩含め約6時間(試験自体は5時間20分)で解く選択解答式の試験になります

結構持久力も必要になってきますね

 

以前はペーパーテストで受験会場は東京のみ

年2回しか受験の機会はなかったんですが…

 

2014年からコンピュータ試験となり

受験会場は東京と大阪になり

試験の開催も年4回に増えているようです

 

また以下の7分野からの選択して出願できます

Chemical (化学)

Civil (土木)

Electrical and Computer (電気・コンピュータ)

Environmental (環境)

Industrial and System (産業・システム)

Mechanical (機械)

Other Disciplines (その他分野)

自分の専門分野に近いものを選んで受けられます

ちなみに私は「Mechanical」で受けました

 

FE試験について知ったきっかけ

FE試験ってググってもパッと出てこなくて

受験者も年間200人とかの

日本ではどマイナーな資格ですが

 

何でそんなものを知っていたかというと…

 

学生の頃、某プラント会社に就職が決まった先輩が

入社までにこの資格取っておいてね

と言われて会社から分厚い問題集を渡されたらしいです

それがFE試験のものでした

 

FE試験の内容は工学に関する学力や知識を問うものなので

どちらかと言うと現役大学生の方が受かりやすい

就活でのアピールにもなるので

試しに受けてみたら?

と言われて存在を知りました

 

FE試験は就活に有利か?

これが唯一FE試験単体で意味を持つ瞬間では!?

と勝手に思ってます笑

 

業界はだいぶ限られますが

大卒レベルの工学の基礎知識はちゃんと習得していることの証明にもなるし

ある程度の英語が読めることの証明にもなります

 

TOEIC何点です!というよりは

面白いアピールになるのではと勝手に思ってます

 

ただ、上でも書いたように

どマイナー資格なので

正しくアピールしないと

ただの資格マニア扱いで終わるかもしれません

 

人事とかが知ってるとは思い難いので…

海外事業比率の高いプラントエンジニアリング会社とかなら

自然と一目置かれるかもしれません

 

ちなみに私は資格欄には書きましたが

面接で触れられることはなかったので

結局特に説明などはしませんでした…

(ESには何か書いたかも…??)

 

それじゃあ就活に役立ったか分からないじゃん…ですが

その資格を持っている背景を正しくアピールすれば

絶対有意義だと思うんだけどなあ…笑

 

工学系の学生は力試しと思って受けてみるのも良いと思いますよ

 

試験勉強について

内容自体は基礎的な知識を問う問題なので

そこまで難しいわけではありません

 

ただ出題が英語なので

専門用語や独特の言い回しなどで躓くと

そこで時間を削られてしまいます

 

あとはアメリカの試験なのでSI単位系なんて使ってるわけがなくヤードポンド法です

(これほんとにやめてほしいです)

ここも慣れないと余計な時間を取られるので注意です

 

問題数が110問と多く一問あたり3分弱で解かないといけないの

あまり余計なことを考えている暇はありません

 

あとは出題範囲が広いので

専門以外の分野についてもある程度勉強しておく必要はあります

 

工学倫理とか大学で勉強しない分野も出てきます

「Q.あなたは〇〇という立場で工場内で△△というアクシデントを発見しました。最初に誰に報告しますか?」みたいな

ノリでわかる場合もありますが

問題の意味も選択肢の違いもわからないみたいな場合も出てきます

捨てても良いですが、知ってればボーナス問題ですね

 

そういう意味では出題に慣れるというのが一番の対策かなと思いま

Amazonとかでクソ分厚い問題集が買えます(値段も相応…)

 

試験では関数電卓と所定の公式集が使えるので

解き方さえ知っていれば計算に時間を取られることはありません

関数電卓にも型番の指定があるので注意です

(私はわざわざ書い直しました笑)

 

家づくりに何か関係あるのか?

さて、こじつけの時間がやって参りました

 

バリバリ工学系のマニアックな資格ですが

一体家づくりと何の関係が?

と思われている方も多いと思います

(とっくに戻るボタンを押している方も多いと思います)

 

私が受けた「Mechanical」という分野は

いわゆる「4力(よんりき)」と呼ばれる

4つの学問に関する問題が中心になります

 

4力とは以下の4つの学問の通称で

機械系の学生の必修科目になります

材料力学

機械力学

熱力学

流体力学

それぞれの家づくりとの関連性について解説していきます

 

材料力学

構造体の強度計算の方法を中心に学びます

 

大体は梁モデルと呼ばれる単純な構造をベースに

いろんなパターンの計算の方法を勉強することになります

家の構造計算これを発展させた計算をやっているわけです(おそらく)

 

あとは材料自体の強度についてもザクッと勉強すると思います

鉄と木の強度特性の違いとかも理解できるようになります

 

機械力学

振動工学とも呼ばれるかもしれません

名前の通り振動について学びます

 

これもバネマスダンパ系と呼ばれる単純化したモデルでの計算の仕方を学ぶんですが

実際もこれを発展させていろいろ計算してると思います(おそらく)

制震とか免震についての理解も深まると思います

 

熱力学

エンジンとかのサイクルや熱の移動の計算方法について学びます

サイクルについては個人的躓きポイントです…

 

熱移動の計算はまだシンプルでわかりやすいです

(熱伝導とか熱伝達とか輻射とか色々あって複雑は複雑ですけど)

断熱計算やエアコンの仕組みなどが理解できるようになります

 

流体力学

ものの周りの流れとか配管内の流れとかについて学びます

 

家づくりには一番縁遠い気がしますが

換気システムの仕組みとか風呂の水圧の話とかへの理解が深まるような気がします

 

この流体力学を学んでいると

ガスとか空気とかを相手にすることが多いので

見えないものが見えるようになる特殊能力が身に付きます

 

こうして書いてみると

家づくりをするにも裏にはいろんな学問が関わってる

ということが分かってもらえたかと思います

 

これらを勉強したからと言って

自分でいろいろな計算ができるようになるかというとまた別の話です

実務と学問は違いますので

実務は実務での知識やテクニックが必要になってきます

 

ただ提示されたデータや情報への理解は深まると思うので

何かおかしくないかとかそういう気付きにはなるかもしれません

 

あとは設計士さんとかは我々の見えないところで

こういった学問も駆使して四苦八苦しているんだなあ

という部分に共感できるようになります

 

おわりに

無理やり家づくりに絡めて終わりましたが

完全に就活前の工学系の学生向けの内容でしたね笑

 

ちなみに今私が気になっている資格は

電気工事士とFPです

 

以上、普段の記事よりも長くなってしまった雑記コーナーでした




最後まで読んで頂きありがとうございました!

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ジルわこ(和泉銀之助)
ジルわこ(和泉銀之助)
施主ブロガー
2022年に積水ハウス「シャーウッド」で、2階建て30坪の家を建てました。家族3人、2匹の猫と暮らしています。家づくりの過程、住み心地やDIYの記録など、家全般について綴っています。 Webメディア「日刊住まい」にて、「和泉銀之助」としてライター活動中。
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