猫飼いさん必読!「げぼくの教科書」を読んだ感想
こんにちは!
ジルわこ(@gillwacohouse)です
6月に入ってから頑張って家づくり関連の記事を捻り出していましたが
また猫に関する本を読みましたので今回はその感想を書きたいと思います
「げぼくの教科書」
怪しげなタイトルですが正真正銘猫飼いさんのための書籍です
正式名称は
獣医にゃんとすの猫をもっと幸せにする「げぼく」の教科書
犬と猫の性格の違いを表す有名な?例えがあります
犬の場合
「この人はいつも自分に良くしてくれている
ご飯もくれるし愛情も注いでくれる
この人は神様に違いない!」猫の場合
「この人はいつも自分に良くしてくれている
ご飯もくれるし愛情も注いでくれる
こんな自分は神様に違いない!」
そう…猫を飼っている人間は
猫様を幸せにする宿命を背負った「げぼく」なのです!
この本の著者はタイトルにもある通り獣医さんで
現在はどこかの研究所で難治性疾患の基礎研究に従事されているそうです
それこそ人生をかけて猫の幸せを願って活動されている「げぼく」の鑑です
筆者さんを知ったきっかけは猫のトイレのことで悩んでいるときに
妻がTwitterで猫のトイレに関する筆者さんの発信を見つけてきてくれたことでした
そこに書かれていた内容を実践してみたところトイレの悩みが改善に向かいました
ちょうどその頃に書籍を出版したという情報が入ってきたので信頼とタイトルへの興味(笑)で購入することにしました
本書の概要
まず本の概要について紹介します
タイトルからだと具体的な内容は想像しにくいと思いますが主なテーマは以下の通りです
・猫のフード選び
・健康長生きのポイント
・猫と暮らす環境作り
・最新研究動向と雑学
本書のポイントとしては
著者が難治性疾病の研究に従事する現役の研究員であり
研究論文などの医学的根拠をもとにした情報の正確性
そして著者自身も猫様を飼っているので飼い主側の視点にも理解があるところだと思いました
猫のために良かれと思ってやっていることでも
実は医学的にはあまり好ましくないこととかがあったりします
他にも何気ない習慣や遊ばせてるおもちゃなどが猫にとってリスクの高いものだったり…
知らないとついついやってしまいがちだけど猫の幸せのためには気を付けた方が良いこと
そんな内容が中心に書かれています
余談ですが帯コメントをサンシャイン池崎さんが書いてました笑
大声で叫んでるだけで面白いって反則ですよねww
最近は?猫好き芸人としても有名ですね
本書の見どころ
一通り読んで勝手に見どころだと思った部分をキーワード的に紹介していきます
猫のフードの選び
- おススメは「ヒルズ」か「ロイヤルカナン」
- ドライとウェットのミックスフーディング
- 年齢に合わせた食事の見直しを
- 療法食は薬と一緒(必ず獣医師の診断を)
- 過度なグレインフリー信仰には要注意
- 手づくりご飯は栄養の偏りに要注意
フード選びはジルの尿路結石の治療で勉強したので共感できる内容ばかりでした

療法食は猫の症状と合わないものをあげてしまうと
逆に症状を悪化させてしまう場合があるので
自己判断はせず、獣医師の判断を仰ぐのは必須だと思います
(療法食でもフードの種類よってはネットで安く買えるので)
またキャットフードは栄養バランスやカロリーなどを考えて作られているので
食事量を守ることはもちろん猫の年齢や状態によって種類や量を変えてあげることも
肥満の予防になるので重要なポイントです
人間でもそうですが肥満は万病のもとになるので
ジルでの経験を踏まえてわこちゃんは最初からロイヤルカナンのフードで育っています^^
健康長生きのポイント
- 家の外に出ると寿命が3年縮む
- 室内飼いでも誤飲誤食には要注意
- 意外な植物が猫にとって猛毒となる場合あり
- アロマや芳香剤入り洗剤での健康被害も
- 半年に1回は健康診断を受けるべき
- 猫とのスキンシップで健康状態のチェックを
- 飼い主が猫の病気の予防に努める
- 命に関わるSOSサインを見逃さない
猫にとって有毒なものや誤飲誤食の危険性が高いもの
知っている人にとっては常識レベルの話かもしれませんが基本的に調べたりしないと知りようがない話ですね
猫と病気についてはジルがたくさん苦労してたのである程度理解はあるつもりですが
結局のところ猫の健康を守れるのはげぼくである我々人間になります
言葉でのコミュニケーションが取れないからこそ
普段から猫の病気予防に努め、異変には早く気付くこと
定期的に健康診断を受けるとこが重要だと思います
猫と暮らす環境作り
- 猫は人間ではない
- 「部屋を見渡せる高い場所」は心身の健康的に重要
- 「隠れ家」は猫に安心感を与える
- 爪とぎの欲求は満たしてあげる場所を確保
- トイレ環境の悪化は尿路疾患のリスクを高める
- 空調管理は人間以上に気を遣う
- 多頭飼育は単純な手間や費用の増加だけではない
- 猫主導の距離感も大事
この辺は「猫のための家づくり」の内容ともほぼ一致してました

獣医目線で更に掘り下げて書かれている感じです
個人的にはトイレの選び方には助けられています
現在は本書でも紹介されていたクソデカトイレをメインで使用しています
猫砂は本書で紹介されているものが入手できなかったため
色々検討した結果今の猫砂にたどり着きました
今のところ調子良いですよ

最新研究動向と雑学
現役の研究員ならではの難治性の病気に対する新薬の開発状況の話だったり
人間の猫アレルギーを改善できる可能性についてなんかも触れられています
猫の血液型の話や利き手の話
クラッキングについての考察などなど
ちょっと雑学的な内容も研究結果をもとにした説明が書かれていて面白いです
一番興味深かったのは猫は人間のことをどう思っているか?というものです
猫は人間のことを「大きなダメな猫」だと思っているという内容を見たことがあって
本書でも、ネットでそんな説も流れてます
というようなことが書かれていました笑
最近の研究によると人間は”母猫的な存在”と思われているのでは?という説があるようです
どっちにしろ同じ猫だと思われているんですかね?笑
おわりに
以上、本の内容について紹介してみました
猫を飼っている人も飼いたいと思っている人も一読の価値がある本だと思います
また筆者さんのTwitterもあるので気になる方は覗いてみてくださいね
獣医にゃんとす🐾ねこ本3/11発売! (@nyantostos) / Twitter











