積水ハウスシャーウッドで選べる外壁の種類|吹付外壁のススメ
こんにちは!
ジルわこ(@gillwacohouse)です
積水ハウスのシャーウッドの外壁といえば「ベルバーン」が真っ先に思い浮かぶと思います
ベルバーンはデザイン性・耐久性ともに優れていて、シャーウッドで建てる方の特権でもあるので、ノータイムで選んで申し分ない外壁材だと思っています
一方で積水ハウスで標準的に選べる外壁の種類は豊富で、わが家では紆余曲折を経て吹付外壁を採用することになりました(積水ハウスらしさが日に日になくなっていきます笑)
今回は積水ハウスのシャーウッドで選べる外壁の種類に関して紹介したいと思います
また吹付外壁のオススメポイントについても書いていますので、そちらが気になる方は目次からジャンプお願いします
シャーウッドで選べる外壁材の種類
積水ハウスのシャーウッドで標準的に選べる外壁の種類は、大別すると以下の5種類から選ぶことができます
- ベルバーン
- 石貼り
- 外壁タイル
- 防汚サイディング
- シームレスドライウォール(現場吹付)
また、複数の外壁材を組み合わせて自在に外観を作ることもできます
1階部分と2階部分で材料やカラーを分けたり、部分的にアクセントを入れたりも自由です
(個人的にはうまく使い分けるのは難しい印象があって、センスの良い上級者向けですかね)
センスが問われるにゃ
ベルバーン
間違いなくシャーウッドで一番人気の外壁だと思います
ベルバーンを採用するためにシャーウッドを選択する人も少なくないのではないでしょうか
陶版の外壁材で年数を重ねても色あせない美しさ、ほぼメンテナンスいらずの耐久性が魅力です
デザインやカラーも豊富に選べます(詳細は以下の記事をご参照ください)
石貼り
文字通り石材をタイルのように貼った外壁材で外観にかなり高級感が出ますね
メインの外壁材というより、アクセントとして使われることが多い印象です
なので屋内のアクセントウォールとして使われたりもしていますね
(ベルバーンを屋内に貼るのも人気ですね)
デザインやカラーの代表的なラインナップとしては以下の通りです
- マイカベージュ
- クォーツァイトグレー
- シストブラック
- マイカベージュ
- ペールホワイト
外壁タイル
上位互換的なポジションにベルバーンがあるため、シャーウッドの外壁タイルは目にすることが少ない気がします
もちろん人によって好みがあるので、タイル系が好きだけどベルバーンはいまいち…という方もいると思います
そんな方は選択肢として通常のタイルもあるよというのを頭に入れておいてもらえたらと思います
デザインやカラーの種類はかなり豊富にあります
- 千陶彩
- カサータ
- 細割ボーダー
- パストラーノ
- ロビン
- デュアルグリッドSH
防汚サイディング
耐久性の観点ではベルバーンやタイルには劣りますが、サイディングは費用を抑えることができ、またデザイン面での自由度も高いと思います
個人的には経年変化で目地が目立つようになってくるのが気になるところですが、サイディングじゃないと出せない外観の好みがある、初期費用を押さえたい、などの理由でサイディングという選択肢もありだと思います
以下は積水ハウスで標準的に選択できるサイディングになりますが、それ以外の選択も可能なはずです
- ピュアホワイト
- ミルクアイボリー
- チェスナッツブラウン
- ケシズミブラック
- ピュアホワイト
- ミルクアイボリー
- ケシズミブラック
- フェザーホワイト
- ミルクアイボリー
- ウォームベージュ
- ケシズミブラック
シームレスドライウォール(現場吹付)
横文字で格好良く書かれていますが、これがいわゆる吹付外壁です
そしてうちで採用した外壁になります
詳細は次章で紹介しますね
積水ハウスの吹付外壁
写真はわが家の吹付外壁です
「シームレスドライウォール」の名前の通り、外壁に目地がなく連続的に繋がっていて、見た目が綺麗で気に入っています
積水ハウスの吹付外壁には「ベルアート」という商品が選択できます
「ベルバーン」と似た名前だから積水ハウスオリジナルの商品なのかなと思いましたが、そうではなく「エスケー化研」という建材用塗料メーカーの商品名でした
余談ですが外壁材の商品名に「ベル〇〇」というネーミングが多いです
- ベルサイクス(大和ハウス)
- ベルバーン(積水ハウス)
- ベルニューズ(リクシル)
- ベルパーチ(リクシル)
- ベルアート(エスケー化研)
「ベル」にどんな意味がと思って調べていて、フランス語の「belle」に「美しい」という意味があるようで、なんとなくそれかなと思っています(真相は不明です)
選択できる仕様
エスケー化研の吹付塗料の中にもいくつかの種類がありますが、積水ハウスで標準的に選択できるのは以下3種類です
- ベルアート SH30-Tf
- サンドエレガンテ クイーン30-Tf
- バイオシリコン ST30-Tf
吹付塗装は塗料中に「骨材(砂利や砂)」が入っていて、表面の仕上がりに突起ができるのが特徴ですが、ベルアートは上記3種類の中では標準的なものになります
サンドエレガンテは天然の貝や砂、砂利を骨材として使用しており、自然の風合いを活かした、より意匠性の高い塗料です
バイオシリコンは吹付の中でも耐候性や防汚性を高めたものでになります
塗料の種類によって選択肢が若干異なりますが、標準的には表面仕上げのデザインは3種類から、カラーは19色から選べます(選択の幅はベルアートが一番広いです)
エスケー化研のHPを見ると、ベルアートで選べるデザインは50種類近く、カラーは100色近くあるので、積水ハウスで標準的に選択できる仕様は代表的なものに絞っていそうです
他のデザインやカラーも、追加費用が必要になる可能性はありますが選択は可能だと思います
ちなみに、吹付外壁というと住友林業のシーサンドコートの印象が強いですが、これもエスケー化研のベルアートを使用しています
名称から察するに、サンドエレガンテをベースに住友林業用の仕様に変更したものになると思います
吹付外壁のおすすめポイント
吹付外壁おすすめポイントとしては以下2点が挙げられます
- 繋ぎ目が表に出ない
- デザインやカラーが豊富
繋ぎ目が表に出ない
サイディングやタイルなどはパネルの繋ぎ目ができるのでそこをコーキングで埋めるため、目地が外壁表面に表れます
メンテナンスフリーと言われる高耐久の外壁材でもコーキングのところは劣化しやすいので、そこだけは定期的にメンテナンスが必要だったりします
ベルバーンも外壁材自体は耐用年数60年以上と言われていますが、コーキング部分は30年でメンテナンスが必要になります
一般的なコーキングだと10年くらいでメンテナンス必要になるみたいなので、30年の時点で十分高耐久ですけどね
妻の実家でも10年くらいでコーキング部にヒビが入ってそこから水が侵入したのか、サイディングの外壁がちょっと浮いてる箇所がありました(特に日光の当たりやすい南側がやられてました)
積水ハウスの吹付外壁の場合、下地のサイディングを貼って、その上から塗料を吹き付けるという手順になりますが、外壁の弱点となるコーキング部分もまとめて上からコーティングしてしまうようなものなのでそこは気にしなくてよくなります
吹付自身にヒビが入ったりしなければ、追加塗装などしなくとも問題はないみたいですが、どちらかと言うと経年で汚れてきたときにそれを許容するかという選択に先に迫られそうな気がします
また外壁の種類によっては、経年劣化でコーキング部分が目立って見えてくる場合もあると思います
家の外観を見ていると不自然な線が入っているように見えることがあると思いますが、個人的にはあれが結構気になります…
吹付外壁だと目地自体がないので気にする必要がありません
ちょっとイレギュラーな施工になりますが、吹付は比較的場所を選ばず施工できるので、基礎や庇の裏も吹き付けて外観に一体感を持たせるようなことも可能です
デザインやカラーが豊富
吹付外壁は吹き付けた塗料を上からコテやハケでなぞることで、多彩なデザインを表現することができます
カラーバリエーションも顔料の組み合わせで比較的自在に作成できるため豊富です
ただ仕上がりに関しては現場で手作業になるので、職人さんの腕に左右されるところになりますので、吹付をする場合は施工経験が豊富なところにお願いできると良いと思います
吹付外壁の構造・機能の特徴
補足的な内容になりますが、積水ハウスの吹付外壁の特徴について紹介します
施工構造
吹付外壁は塗料を吹き付けるための下地が必要になります
積水ハウスの場合は防火サイディングが下地となり、そこに防水シーラーを塗った後に吹付仕上げとなります(シーラーは下地と塗料の密着性を上げるための下塗り的なものです)
ちなみに住友林業では、モルタルを塗装した上から吹付仕上げをしていました
(たまたま作業風景を見る機会がありました)
耐用年数
エスケー化研のベルアートの商品ページを見ると耐用年数は長いものでも15年程度となっていますが、積水ハウス仕様は耐用年数30年と高耐久になっています
実際はクラックなどが入らなければ30年以上使用しても特に問題ないみたいですが、吹付外壁は汚れやすいとも言われるので、その観点で再塗装する場合もあるのかなと思います
防汚仕様
表面は親水性の膜となっており汚れが付きにくく、付いた汚れも雨で洗い流してくれるタイプの外壁となっています
雨が降るたびに掃除してくれるのはありがたいですね
ただ、吹付外壁は汚れやすいとも聞くので、その辺が経年的にどうなるかは要監視です
おわりに
H氏の好みと妻の好みが合致したことで、外壁は私が想定していたベルバーンではなく吹付外壁で進めることになりました
施工直後の仕上がりにはかなり満足していますが、耐久性や汚れにくさなどは、やはりベルバーンなどと比べると劣るので、果たして10年後20年後30年後がどんな風になるのか長い目で見守っていきたいと思います
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