積水ハウスの陶版外壁「ベルバーン」|2022年版デザイン&カラー全種類紹介
こんにちは!
ジルわこ(@gillwacohouse)です
積水ハウスの主力商品には鉄骨造の「イズシリーズ」と、木造の「シャーウッド」がありますが、我が家は「シャーウッド」で建てています
シャーウッドの特徴的な構造や仕様などはいくつかありますが、そのうちの一つが陶器外壁の「ベルバーン」です
積水ハウスで建てた方の中には、ベルバーンに魅力を感じてシャーウッドにしたという方も多いのではないでしょうか?
この記事はベルバーンの種類や特徴についてついてまとめていますので、外壁選びの参考になれば嬉しいです
それでは早速行ってみましょう
ベルバーンのデザインとカラー
ベルバーンは焼き物であるためか、デザインやカラーはある程度限定されているように思います
とは言え意匠性にこだわって作られた外壁材なので、個人的にはどれもかっこよく見えます笑
デザインは以下の5種類があり、色の種類を含めると全12種類から選べます
- クラフトボーダー(全4色)
- スレントボーダー(全2色)
- スティックボーダー(全2色)
- クシビキボーダー(全3色)
- グレイスボーダー(全1色)
一つずつ写真付きで紹介します
クラフトボーダー
最もスタンダードなデザインで、カラーバリエーションも豊富です
どんな家にも合わせやすい優等生だと思います
- ソイルチャコール
- ソイルブラウンⅡ
- ソイルアイボリーⅡ
- ソイルホワイト
スレンドボーダー
スマートな印象のあるやや細めのボーダーで、色は白と黒の2種類です
外壁の色は黒か白が最近だと圧倒的に多い印象で、このベルバーンもかなり使いやすいと思います
- スムースチャコール
- スムースホワイト
スティックボーダー
細いスティック状のテクスチャが独特な風合いを感じます
好き嫌いは分かれそうですが、タイルっぽいのが苦手な人はこんなデザインもありだと思います
カラーの選択肢が少ないのが少し残念ですね
- ナチュラルアイボリーⅡ
- ナチュラルホワイト
クシビキボーダー
櫛引きのラインが入った和風なデザインです
色のネーミングも和風感を漂わせていますね
- 織部黒
- 遠州茶
- 利休白
グレイスボーダー
太いスクラッチ柄が印象的な洋風デザインです
色は白1択で、完全に洋風建築向けに絞った商品のように感じますね
- シェーブホワイト
我が家はどれを選んだ?
ここまで紹介しておいてなんですが、私達は外壁をベルバーンにしませんでした
これだけ紹介しておいてにゃ!?
デザイン性、メンテナンス性の高さにおいてやはりベルバーンは優秀だと思います
契約のタイミングであればベルバーン割引も適用されますので、極端に値段が高いという訳でもありません
そんな感じで、決してベルバーンがイマイチだったという訳ではなく、今回の家には別の外壁のほうが合う!という設計士さんの猛プッシュにより、別の外壁材を選びました
何を選んだのか気になる方は、よろしければこちらの記事もご覧ください
ちなみにカタログなどを見て個人的にいいなと思っていたのはクシビキボーダーの織部黒なんですが、営業のファンタジスタ藤本さん的には一番オススメしないやつと言われました…笑
ベルバーンを選ぶ際の注意点
なぜクシビキボーダーの織部黒をオススメしないと言われたか、実際のサンプルを見て納得しました
写真では黒くて渋くて落ち着いた感じに見えるのですが、サンプルを見るとテカリが強くて色味もちょっとこげ茶っぽい感じで、少し安っぽく見える印象を受けました
ベルバーンに限らずですが、色や質感は写真だけでは分かりにくいので、必ずサンプルを確認して、可能なら実例も見学させてもらって決めるのが良いと思いました
光の当たり方でも見え方が変わるので、実例を見ておいた方が「思ってたのと違う!」となりにくいと思います
12種類もあるので都合よく見たい実例があるとは限りませんが、実例を見て気に入った中から選ぶというものアリだと思います
ベルバーンの特徴
ここからはベルバーンについて調べた事をまとめた内容なので、ご興味ある方は覗いていってください(公式サイトなどを見れば載っている内容です)
唯一無二の外壁
これはベルバーンの開発者インタビューの中で使われていた表現ですが、タイルに似せて作ったわけでもない、サイディングに似せて作ったわけでもない、ベルバーンという唯一無二の外壁材なんだという自負を持ってそう表現されていました
ベルバーンは土をこねて形成して焼き上げて作った陶器の外壁材で、意匠性にこだわりのある外壁材です
インタビュー動画を見ても、近くで見たときは焼き物ならではのムラを感じたり、遠くから見たときは外壁に写る陰影を感じたり、「近くから見ても遠くから見ても美しい」というところに強いこだわりがあるようです
ちなみにシャーウッドでのみ選択できる外壁材です
見慣れてくると「あれベルバーンかな?」とわかるくらいには特徴的な気がします
高い耐久性と耐候性
意匠性へのこだわりが強い印象ですが、工業製品としての耐久性や耐候性についてもかなり高水準の外壁材です
ベルバーンは陶器の作り方と同じく、粘⼟を主体とした材料に釉薬(ゆうやく)と呼ばれる液体をかけて、高温で焼き上げる製法です
高温で焼成された釉薬はガラス質の安定した組成となり、高い耐候性と表面硬度、強度を発揮します
※釉薬…粘土や灰、鉱物などを水に混ぜた液体
展示場に行くと「釘でベルバーンを引っ掻いても全然傷付かない!」みたいな体験ができて、実際にその強さを体感することができると思います
また、紫外線や多雨多湿による色褪せが少なく、長い年月が経過しても美しい外観を保つことができます
ベルバーンが採用されてから約20年が経過しているそうで竣工から17年経過した実例が公式ページにありましたが劣化を感じさせない風合いです
陶版外壁「ベルバーン」の耐久性 | 商品情報 | 戸建住宅 | 積水ハウス (sekisuihouse.co.jp)
焼き物であるため耐火性が高いのも特徴です
逆に焼き物だから衝撃には弱いのかな?という印象がありましたが、落球衝撃試験により耐衝撃性も確認しているようです
このように高い耐久性と耐候性によって、60年以上の耐用年数を実現しています
一般的なサイディング外壁の耐用年数が10年程度と言われているのに比べると、メンテナンスに掛かる費用はかなり抑えられそうです(基本的に30年毎のシーリング交換のみ)
サイディング等と比べると初期費用は掛かると思いますが、後々のメンテナンス費用まで考慮して選びたいところですね
徹底した品質管理
焼き物なので一般的に安定した寸法を出すのが難しいですが、製造工程においては、気温や湿度などの条件によって材料や釉薬の配合および焼成温度を調整するなど、製品寸法や⾊合いを一定の品質に保つための工夫がなされているそうです
品質検査工程においては、画像処理とAI技術によるチェックシステムを導入していて、寸法、⾊調、光沢、歪みなどが一定の検査基準をクリアしたものだけが出荷されるようです
ポテトチップスの製造工程で、焦げているものが判別されてエアーで吹き飛ばされるようなイメージですね
このように厳格な寸法管理をしているため、比較的大きいサイズのパネルとして焼成することができ、現場での施工性もよくなっているらしいです
おわりに
積水ハウスの木造住宅のシャーウッドの特徴の一つである、ベルバーンについてまとめてみました
もちろんシャーウッドといえど外壁材の選択肢は他にも沢山ありますが、個人的にベルバーンはなかなかいい感じだと思っています
ここまで読んで頂けた方には多少なりともベルバーンの魅力が伝わったかと思いますので、是非自分たちの好みに合ったベルバーンを探してみて下さい
積水ハウスで選択可能な外壁については、こちらの記事もおすすめです