猫の粗相を克服したトイレ&猫砂選び|8種類の猫砂を試してたどり着いた答え
こんにちは!
ジルわこ(@gillwacohouse)です
我が家には2匹の猫がいるんですが、下の子がトイレに対して強いこだわりがあるみたいなんです
猫達はソファーが好きでこんな風によく寛いでますが、わこちゃんがソファーに粗相をしてしまうことがありました(時には寝室のベッドにすることも…)
防水カバーをかけるなどの対策も可能ですが、カバーも万能ではないので、いつも粗相に怯えながら過ごさなければなりませんでした
(特にソファー用の防水カバーは、サイズ・デザイン・質感などがしっくりくるものもなかなかありません…)
カバーがあると寝心地が悪いにゃ
やはり粗相を何とかしないと根本的な解決にはなりません
わこちゃんの場合、粗相をしてしまうのは「トイレが気に入らない」のが原因だったようです
粗相の原因も猫によって異なると思いますが、もし猫がトイレに不満を持っていそうな素振りを見せているのであれば、それを解決してやれば粗相の改善に繋がる可能性は大きいと思います
粗相が嫌なら私が満足するトイレを用意するにゃ
うちの猫の粗相を止めたトイレ選びのポイントは以下の2つです
猫によっても好みがあるので、絶対これがいいとは言えないですが、うちの猫は2匹ともこのタイプのトイレを一番気に入ってました
以下に詳細な内容を書いていますので、猫の粗相、トイレにお悩みの方は、ぜひ続きをご覧ください
(2023/12/20追記)
鉱物系猫砂で、非常にオススメできる商品が登場しましたので、こちらの記事で紹介しています
猫のトイレ問題にお悩みの方、ぜひこちらも覗いてみて下さい!
猫がトイレを嫌がるサインと猫の気持ち
私の経験による基準なので確実性に乏しいですが、猫のこんな行動を見かけたら、もしかしてトイレに不満があるかも?と疑ってみてください
- 猫砂を踏むのを嫌がる
- 穴を掘る動作を繰り返す
- トイレの縁に立って用を足す
- 猫砂やトイレ周りの空間をかく動作を繰り返す
これらの行動の裏には、猫のこんな気持ちがあると想像します
猫砂が気に入らないにゃ!
「猫砂を踏むのを嫌がる」「トイレの縁に立って用を足す」
この行動が見られる場合は、猫砂そのものに不満がある可能性があります
砂の粒が大きいと、踏むのを嫌がってつま先立ちになったり、砂を踏まないように用を足したりします
トイレの縁に立って用を足すのは、それが習慣になっている猫もいますので、排泄に問題がないならそれほど気にする必要はないかもしれません
それが原因でトイレに時間が掛かるようであれば、猫砂の種類の変更を検討した方が良いと思います
トイレをしたがらない、トイレをストレスに感じるのが習慣付いてしまうと、粗相に留まらず、尿路疾患などの病気に繋がる恐れがありますので、なるべく早く対策しましょう
トイレが狭い、砂が足りないにゃ!
「穴を掘る動作を繰り返す」
猫はトイレに穴を掘って用を足しますが、何度も穴掘りを繰り返すのは、満足のいく穴が掘れていない可能性があります
トイレが狭くてベストな位置が決まらない、猫砂が少なくて穴が掘れない、前の排泄物が残っているなどなど…
トイレは大きい方が猫に好まれることは実験的に証明されていて、にゃんとす先生の本にも書いてありました
猫砂は意外とたくさん入れておく必要があり、鉱物系の猫砂だと高さ5cm以上キープするのが推奨です(パッケージの使用方法を読んで従いましょう)
前の排泄物が残っていたら、人間でもかなり嫌な気持ちになりますよね…猫も一緒です
飼育頭数にもよると思いますが、せめて1日1回は掃除してあげましょう
トイレがくさいにゃ!
「猫砂やトイレ周りの空間をかく動作を繰り返す」
これはトイレのにおいに不満がある時によく見られる行動です
放置するとトイレ以外の場所に粗相してしまうリスクが高いので、すぐにトイレを綺麗にしてあげましょう
粗相を解決したトイレ&猫砂
わこちゃんにも上のような行動が見られたため、そこからいろいろと試行錯誤を重ねてきましたが、最終的にたどり着いた結論をまずご紹介します
このセットにしてから、猫の粗相はほぼ無くなりました
(トイレ掃除を忘れていると、粗相されることはありました)
ビッグサイズの猫トイレ
我が家で購入したのはリッチェルの「ラプレ60」
一回り小さい「40」というサイズもありますが、とにかく大きいサイズが欲しかったので「60」を選びました
ケースの底が深くフードも付いているため、猫砂が飛び散るのを最小限に抑えてくれます
またフードの天井にスコップケースが付いているため、スコップの置き場に困らないのは地味に嬉しいです
フード付きのトイレはにおいがこもって嫌がる猫もいるとも言われます
一方で、視線が遮られるので安心してトイレができるというメリットもありますので、猫の好みに合わせて選んでください
なお、うちの猫たちはフードありでも特に気にしていない様子です
※こちらの商品は、フードなし、フード付き、フードのみなど、幾つかのタイプがありますので、商品説明をよく読んで間違えないように気を付けて下さい(1敗)
ほこりが舞いにくい鉱物系猫砂
鉱物系の猫砂は「ベントナイト」と呼ばれる鉱物を主成分としており、水を吸うと粘り気が出て固まる性質があります
砂場の砂を固まりやすくしたようなものをイメージしてください
とにかく猫からの人気が圧倒的で、幾つかタイプの違う猫砂を入れたトイレを並べて置いたら、猫たちも鉱物系のトイレしか使わなくなるレベルです
なんでも良かったけどやっぱり本物の砂がいいにゃ
本能がそう言ってるにゃ
主成分はどれも同じですが、商品によって「固まりやすさ」や「ほこりの舞いにくさ」など特徴が異なります
我が家でも鉱物系の猫砂をいくつか試しましたが、最終的に落ち着いたのが「セリーム バイオサンド グリーン」です
この商品の一番の特徴は「ほこりの舞いにくさ」だと思います
鉱物系の猫砂はしばらく使用していると、砂の表面が削れて粉になっていき、ほこりのように舞います(床が白くなったり、空気清浄機のフィルターに詰まったりする)
私が試した中では、この商品がダントツでほこりが舞わずに優秀でした
固まりやすさの点ではいまひとつと感じますが、ほこりの舞いにくさが優れているので長期間安心して使うならこれ一択だなと思って、かれこれ2年以上リピートしています
鉱物系猫砂使用時の注意点
猫のハートをがっちりつかんで離さない鉱物系猫砂ですが、いいことばかりではありません
言わば家の中に砂場があるようなものです
無策で挑むと家中砂まみれになります
他の猫砂に切り替えられたらそれが良いのですが、うちには鉱物系猫砂でしかまともにトイレをしてくれない子もいます
い、いったい誰にゃ?
そんなわけで、鉱物系猫砂を使用するにあたっての対策を幾つかご紹介します
- フード付きのトイレを使用する
- 砂落としステップの付いたトイレを使用する
- トイレ入口に砂取りマット・すのこなどを敷く
- ペットトレーの上にトイレを置く
フード付きのトイレは先に紹介したようなタイプですね
砂が飛び散る方向を限定してくれます
入口までカバーされているタイプは、砂の飛散防止としては更に効果的です
猫の好みによってはアリだと思います
(こちらは私が定期購入している猫砂と同じメーカーの商品)
上から入るタイプのトイレも、砂の飛散防止には効果的だと思います
猫の好みは多少分かれるかもしれませんね
(こちらも私が定期購入している猫砂と同じメーカーの商品)
砂落としステップの付いたトイレは例えばこんな商品です
これは実際に使用していて、シンプルで使い勝手が良いです(値段も安い)
砂落としのステップは、ジャンプして飛び越えてトイレを出ることもあったので、うまく機能するかは猫次第かなというところです…
鉱物系猫砂は、いくらトイレで対策をしても、多少なりとも猫の手足に付いてトイレの外に運ばれていくので、トイレ外での対策も必要となります
例えばこんな砂取りマットがあります
トイレの入口に敷いて使っていましたが、しっかり砂をキャッチしてくれて、見た目にも可愛くて良かったです
ただうちのわこちゃんはこれを踏むのも嫌がって、このマットを避けるようにトイレに出入りしていたので、泣く泣く使用を中断しました…
トイレ入口にすのこを敷いておくのも有効です
砂がすのこの下に落ちるように、やや粗めのものが良いです
ここまでやっても、トイレと床が同じ高さにあると徐々に砂が運ばれて広がっていってしまいます
理想はトイレ自体を一段下げたフロアに置くことですが、後からそれを実現するのは難しいです
そんな時は、ペットトレーなどで敷居を作ってあげると、多少は砂の拡散を抑えることができます(段ボール箱なんかでもOKです)
なかなか気を遣う鉱物系猫砂ですが、粗相をされるよりかは精神的ダメージはないので、ずっと使い続けています
おそらく今後も変えることはないと思います
使用経験のある猫砂8種類のレビュー
猫砂にもかなりたくさんの種類があります
大きく分けるとシステムトイレ用の「固まらない猫砂」と、それ以外の「固まる猫砂」です
その中で更に猫砂の材料によって種類が分かれていきます
今回は我が家で使用したことのある8種類の猫砂についてレビューを紹介します
システムトイレ用の猫砂(2種類)
わこちゃんを迎えるまではずっとシステムトイレを使用していました
システムトイレは手入れが簡単で清潔を保てるので、人にとっては扱いやすいです
使ったことのある猫砂は2種類あります
①ニャンとも清潔トイレ 脱臭・抗菌チップ
ペットショップやホームセンター、ネットショップなどほとんどの場所で買うことができる、かなりメジャーな猫砂ですね
原材料はウッドチップで、「極小」「小さめ」「大きめ」の3種類のサイズから選べます
サイズが小さい方が猫が馴染みやすいですが、トイレの外に飛び散りやすくなります
我が家で使用していたのは中間の小さめサイズです
独特な木の匂いが少し気になるかもしれません
猫の排泄物の匂いはそこまで軽減される訳ではないので、消臭スプレーや換気や空気清浄機など何かしらの匂い対策は必要だと思います
②デオトイレ 飛び散らない消臭・抗菌サンド
こちらも大抵の場所で買えるメジャーな猫砂です
鉱物系でゼオライトとシリカゲルを混ぜ固めた猫砂になります
砂粒は比較的大きめで硬いので、猫の好き嫌いは分かれるかもしれません
重さがあるので飛び散りにくいですが、落ちた砂粒を踏みつけると痛いです
ウッドチップ系と比べて消臭効果は高く、砂の交換は1か月おきくらいでいいので手入れの手間は省けます
それでも匂い対策は必要かなと思います
試したことがあるのは2種類のみですが、システムトイレ系ならデオトイレで比較的満足しています
鉱物系猫砂(3種類)
わこちゃんを迎えてしばらくはシステムトイレを使用していましたが、徐々に粗相をするようになってしまったので、猫砂の見直しをすることにしました
まずは前評判の良かった鉱物系からトライしました
試した猫砂は3種類です
③エバークリーン
エバークリーンはベントナイトが原材料の鉱物系猫砂の中でも比較的上位クラスで、これでダメらなベントナイト系は合わないかなと思って買ってみました
最初は少しとまどいが感じられたわこちゃんでしたが、砂を踏んでもあまり嫌がらず、しっかりトイレをしてくれました!
これなら認めてあげるにゃ
さらに凄いと感じたのは、排泄物の匂いが驚くほど消えていることです
今まで使っていたシステムトイレとのギャップもあるかもしれませんが、誇張なしで本当に匂いが消えました(猫のおしっこやうんちの匂いは中々に強烈…)
砂の固まり方もぼろぼろにならないので後処理が楽です
しばらくはシステムトイレとエバークリーンのトイレを並べて使っていたのですが、ずっとシステムトイレを使ってきた上の子のジルも、いつしか毎回エバークリーンのほうでトイレするようになりました
ジルは大体どんなトイレでもおしっこしてくれるのですが、やっぱり本物の砂のほうが好きみたいです
僕もこっちがいいにゃ
エバークリーンはダストカット(砂ぼこりが出にくいようにする処理)がされていてほこりは出にくいほうですが、それでも砂をトイレに補充すると白い砂ぼこりが立つのが分かります
それとエバークリーンはアメリカからの輸入品で、販売元や時期による値段のばらつきが結構大きいです(ベントナイト系の有名猫砂の多くは海外製)
④Catmania
ベントナイト系の猫砂が有効なことは分かったので、もう少し安価なものが手に入らないかと思って買ったのがこちらの商品です
こちらはトルコからの輸入品ですが、日本に正規代理店があるためか価格は比較的安定しています
使用感としてはエバークリーンに近いですが、ダストカット具合はやや劣るように感じました
しばらくこちらの猫砂を使用していましたが、空気清浄機のフィルターが猫砂の粉塵を吸って真っ白になっていて、部屋の中がほこりっぽくなってしまったので使用を中断しました
⑤セリーム バイオサンド グリーン
既に紹介していますが、なるべく砂ぼこりが舞いにくいベントナイト系の猫砂を求めて最終的にたどり着いたのがこれです
今度はイタリアからの輸入品
こうしてみるとベントナイト系の猫砂は欧米からの輸入品が非常に多いですが、ベントナイト自体がそっちの方でよく取れる鉱物みたいです
砂埃が全く舞わないわけではないですが、エバークリーンやCatmaniaと比べるとかなり優秀です
一方で砂の固まり具合や消臭効果はエバークリーンやCatmaniaに軍配があがります
長期間使用することを考えると、ほこりが少ない方が良いので、今ではこちらをリピートしています
紙系猫砂(2種類)
鉱物系はどうしても掃除が大変なので、それに代わる猫砂はないかと思って他の材料の猫砂も試してみました
紙系の猫砂も、比較的種類が多く、ペットショップ等でもよく見かけます
⑥獣医さんも使っている白い猫砂 カタピー
ネットでの評判が良い紙砂でしたが、質感が硬めで粒もやや大きめで、わこちゃんはあまり使ってくれませんでした…
おそらく紙砂全般に言えることですが、固まり方に難ありと感じました
猫がちょっと掻いたり踏んだりするとバラバラになってしまいます
あと比較的軽いので、結構飛び散ります
⑦デオサンド ギュッと固まる紙砂
デオサンドの紙タイプの猫砂です
比較的小粒で質感も柔らかめのため、なんとかわこちゃんも使ってくれました
固まり具合と消臭は紙砂なのでそれほど良くはありませんでしたが、「セリーム バイオサンド」を見つけるまではこれをリピートしていました
おから系猫砂(1種類)
こちらも鉱物系の代わりになる猫砂はないかと探していた中の一つです
できることならこれをメインで使用したと思えるくらいに、個人的にかなり高評価でした
⑧においをとるおから砂
実はこのおからの猫砂、固まりもよく匂いもそこまでしなくてかなり良かったんですが、肝心のわこちゃんが全く使ってくれずでした
砂が硬めなのと粒が大きめなのがいまいちだったのかなと思います
おから砂は食べてしまう猫もいるようなので使用者を選ぶ猫砂ですが、結構メリットも多く猫と相性が良ければオススメしたい猫砂です
一応セカンド猫トイレにこのおから砂を採用して、家の中に置いています
(鉱物系のトイレがあると誰も使ってくれないのですが…)
おわりに
ビッグサイズの猫トイレと鉱物系の猫砂を採用することで、猫の粗相はほぼ解決することができました
トイレ掃除を忘れていて汚いままだと粗相をされることもありましたが、1日1回トイレを掃除している限りは、粗相は完全に無くすことができるようになりました
そんなわけで油断はできませんが、いつ粗相されるか…という不安は解消され、精神的にはかなり楽になりました
もし、猫の粗相、トイレで悩んでいる方がいましたら、ぜひ試してみていただきたいです
鉱物系猫砂で、非常にオススメできる商品が登場しましたので、こちらの記事で紹介しています
猫のトイレ問題にお悩みの方、ぜひこちらも覗いてみて下さい!