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ソーラー充電式のLEDテープライトで玄関アプローチの間接照明をDIYしてみた

ソーラー充電式のLEDテープライトで玄関アプローチの間接照明をDIYしてみた
gillwacohouse
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こんにちは!
ジルわこ(@gillwacohouse)です

わが家の玄関アプローチはモルタル仕上げのシンプルな造りになっています

玄関アプローチ(日中)
玄関アプローチ(日中)


人感センサーの玄関灯が付いていますが、玄関に近付くまでは真っ暗で少し物寂しい感じがしていました

ちょうど玄関に向かう途中のステップ部分に何かを仕込めそうなおあつらえ向きのくぼみがあり、ここに「テープライトを仕込んで間接照明風にアプローチを照らしてみた」というのが今回のDIY内容になります

ちょっとだけ手間は掛かりますが、ソーラー充電式のため電気代が掛からず、明るさを感知して自動で点灯・消灯してくれる間接照明が、材料費1万円以下で作成できました

玄関アプローチ(間接照明)
玄関アプローチ(間接照明)
この記事でわかること
  • 外構アプローチの間接照明DIYに必要な材料
  • 屋外向け間接照明DIYの作業手順
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外構向けの間接照明用テープライト

アプローチの間接照明は無いと困るものでもなかったため、それらしい雰囲気を安く実現したいというのがコンセプトでした
また、外構用のコンセントを近くに準備していたわけでもなかったため、ソーラー充電式が理想でした

そこで今回使用したのが「ソーラー充電式のテープライト」です

基本的な仕様は以下の通りです

  • ソーラー充電式
  • LEDテープライト(電球色)5m
  • 自動点灯・消灯機能
  • 消灯タイマー機能 ※点灯毎にリモコンで設定必要
  • 光量調整機能(4段階)
  • 点灯パターン変更機能(8パターン)
  • 防水機能

点灯時間はフル充電(晴天時で約6時間)で13時間程度のようです
ソーラーパネルの設置場所や天候、ライトの光量などにもよりますが、「1日充電したら1夜分点灯可能」くらいのイメージです
一番少ない光量で使用していますが、大雨の日でも夜間点灯していたので、光量を抑えればフル充電で2夜くらい持ちそうです
ちなみに電源に繋いで使うこともできます

自動点灯・点灯機能も必須機能ですね
明暗センサーが付いていて、周囲が暗くなると自動で点灯し、明るくなると自動で消灯してくれます
消灯タイマーも設定できるのですが、タイマー設定がメモリーされているわけではなく、点灯するたびにリモコンで設定しないといけないので、常設のライトとして使用する場合は使いづらい機能になってしまってます

どちらかというとイルミネーション用の商品なので点灯パターンの変更が可能なのですが、間接照明として使うには無くてもいい機能ですね
一応点滅させたりできるので、気分を変えたい時にどうぞ

ただDIYで使う時に一つ注意点があります
こちらの写真は実際に購入した商品のLEDテープライト部分です

LEDテープライト
LEDテープライト

このテープライトは間接照明などによく使われるもので、自分で好きな長さにカットして使用できるのが特徴です
黄色い部分がLEDで、その間にあるハサミマークの部分で好きな長さにカットしたり、導線ケーブルで繋ぎ直してテープライトをセパレートしたりして使うことができます

セパレートして使う時は、通常カットした部分のプラス同士、マイナス同士をそれぞれ繋ぎ直せばいいのですが、この商品は防水用にカバーがされているのと、パターン点灯用の配線が1本追加されているため、繋ぎ直すのに一工夫必要になります

少し手間が掛かりますが、そこまで難しい作業ではないのでご安心ください
実際の作業内容については後述していきます

外構アプローチの間接照明DIY計画

玄関アプローチイメージ図
玄関アプローチイメージ図

玄関アプローチのステップ部分は上の図のようにオーバーハングしていて、間接照明を設置するのに丁度良いくぼみになっています
このオーバーハングしている部分の裏側に隠すように、テープライトを貼る計画としました

LEDテープライト配置計画
LEDテープライト配置計画

こちらの図はテープライトの設置イメージを上から見たところです
光量アップのため、1段につき2列のテープライトを設置しました
テープライトは横に曲げるのは難しいため、折り返し部分はカットしてケーブルで繋ぎ直しています
また、ソーラーパネルは極力日当たりの良い場所に置きたいので、家の南側までケーブルで延長しました

玄関アプローチの幅が1m弱だったので、テープライト4本分で約4m
全長5mのテープライトで丁度良い長さでした

テープライトのカスタマイズ作業

設置イメージができたら、あとはそれに従ってテープライトを切ったり貼ったりしてカスタマイズしていきます

基本的な作業手順は以下の通りです

テープライトのカスタマイズ手順

①テープライトを必要な長さでカットする
②ケーブルでテープライトを繋ぐ
③ケーブルとテープライトの接続部を防水処理する
④ケーブル全体を防水処理する

冒頭で話した注意点と合わせて、作業手順を説明していきます

①テープライトを必要な長さでカットする

テープライトの構成はおおよそ下の図のようになっています

テープライト模式図
テープライト模式図

セパレートさせて使う時は、ハサミマークの部分でカットしてケーブルで繋いてやれば良いのですが、屋外イルミネーション用として販売されているタイプは、横から見た図のように防水カバーがされているのと、底面に「謎の銅線」が入っています(パターン点灯させるための信号伝達用の導線??)
セパレートさせるためにはこの謎銅線もカットする必要がありますが、こちらも繋ぎ直さないとLEDが点灯しません

次工程のケーブルを繋ぐ作業をしやすくするために、カットの仕方は少し工夫する必要があります
下の図に示すように、銅線と銅テープに掛かる防水カバーをむき出すようにしておきます

テープライトカットのイメージ図
テープライトカットのイメージ図

実際にカットした後の様子がこちらです
なお、黒い部分はケーブルの繋ぎ目を保護するための熱収縮チューブです

カット後のテープライト
カット後のテープライト

②ケーブルでテープライトを繋ぐ

続いては切り分けたテープライトを導線で繋ぐ作業です

使用するのは2本の配線がペアになったダブルコード
実際に設置する時に長さが足りないと面倒なので、必要な長さより少し長めにカットしておくといいと思います

テープライトとダブルコードと繋ぐにははんだごてを使う必要があります
中学校の授業で使い方を習った覚えがありますが、今もあるんでしょうかね?

はんだごて自体は入門用の安いもので十分だと思います
(100均にも500円くらいであるらしいです)

それとケーブル接続部の保護用に熱収縮チューブを準備しました
これはライターなどで炙って熱を加えるとチューブが収縮して隙間を密着させてくれます
今回購入したテープライトの場合だと、直径8mmのもので丁度良かったです

熱収縮チューブは2~3cmの長さにカットして、ケーブルをはんだ付けする前にテープライトに通しておきます

はんだ付けする際は、先に銅テープに溶かしたはんだを付け、そこにケーブルの先端を乗せ、その上からはんだで挟み込むように接着するとうまくいく気がしました


ケーブルをはんだ付けした後の状態は下の写真のような感じです
プラスはプラス、マイナスはマイナス同士でケーブルを繋ぐ必要があるので繋ぎ間違いに注意しましょう
はんだを付けすぎてプラス側とマイナス側のケーブルが繋がらないようにも注意が必要です

ちなみに、一般的に赤が+側、黒が-側に繋ぐとされていますが、+同士、-同士で繋がってさえいれば、色が逆でも何も支障はありません
覚えやすいほうで覚えたらいいと思います(黒は黒字⇒+側、赤は赤字⇒-側など)

ケーブルはんだ付け
ケーブルはんだ付け

LEDを光らせるためには、ダブルコードを繋いだだけでは足りません…
裏にある銅銭も繋ぎ直す必要があります

テープライト通電チェック
テープライト通電チェック

この銅線を繋ぐ際、ダブルコードを半分にして単線として使って支障ないと思いますが、同じくらいの太さの銅線を使用しています(ダブルコード使うよりは安いはず)

写真は残っていないのですが、、銅線同士をより合わせた上からはんだ付けしてやると解けにくくなります

ここまでのテープライトを繋ぐ作業ですが、通電した際にちゃんとテープライトが点灯するかどうか、逐一確認しながら行うと良いです
そもそも点灯しない場合、繋ぎ方を間違えている可能性があります
点灯するけどたまに消えたりする場合は、接触不良の可能性があります

次の工程に進んでしまうとやり直しが非常に面倒になるので、ここでしっかり確認しておきましょう

③ケーブルとテープライトの接続部を防水処理する

こちらも写真が残っていませんが、、あらかじめセットしておいた熱収縮チューブをスライドさせて、はんだ付けしたケーブルの接続部分を覆ってやります
チューブをライターなどで炙っていくと、チューブが収縮して接続部がピタッと保護されます

長時間同じ場所にライターを当て続けると、テープライトにダメージを与えてしまう恐れがあるので、ライターを動かしながらゆっくり熱を加えていくのが良いと思います

ケーブルはんだ付け
ケーブルはんだ付け

④ケーブル全体を防水処理する

屋外で使ううえで、熱収縮チューブによるカバーだけでは心許ないので、ケーブル全体にビニールテープを巻くことにしました
黒赤のダブルコードそのままだと屋外で目立ちそうなので、カモフラージュも兼ねて色はグレーにしました

テープライトのカスタマイズが完了した状態がこちらです

テープライト状態チェック
テープライト状態チェック

間接照明用の2列×2段分のテープライト
あとはソーラーパネルをなるべく南側に設置するためにケーブルで延長しています

写真だと白っぽい明りに見えますが、実際はもっと黄色っぽい感じの光り方です

玄関アプローチへの設置作業

残すはテープライトの設置作業だけです

当初の計画通り、玄関アプローチのステップ部分の裏側に両面テープで張り付けました

ステップ裏へのテープライト設置
ステップ裏へのテープライト設置

なお、両面テープはコンクリートにも対応している外壁用を使用しました
外構のコンクリートは表面が汚れているので、雑巾などで接着面を水拭きし、乾いてから両面テープを貼るのが良いと思います

ソーラーパネルは敷地の南側のなるべく日当たりが良いところに設置しました
南向き設置で地面から30度くらいが通年での発電効率が一番良くなるので、大体それくらいを狙って設置しています(※地域によって多少変わります)

ソーラーパネル設置
ソーラーパネル設置

周囲が暗くなって実際にテープライトが点灯した状況がこちらです

アプローチ間接照明(正面)
アプローチ間接照明(正面)
アプローチ間接照明(上から)
アプローチ間接照明(上から)

イメージしていた雰囲気に仕上げることができました

テープライトを貼る時の注意点がひとつ
テープライトが直接目に入るところに設置すると、下の写真の上段のように、点々としたLEDの明かり目に入ってくるため、間接照明の淡く光る雰囲気が崩れてしまいます

テープライト(真横から)
テープライト(真横から)

今回はステップの裏側のくぼみに隠すように設置できたため、通常の歩行者視点からはそんなに気にならないのでそのまま設置していますが、隠し切れない場合はテープライトのカバーを使用するのもありです
(私自身は今回使用していないため紹介のみ)

例えばこのような商品があり、乳白色のカバーならLEDの光を拡散させて、より間接照明らしいぼんやりとした明かりを実現できます

ただ、基本的にインテリア用の商品で屋外で使用することは想定されていないと思うので、隙間を塞いで完全に防水にするか、水抜き用の穴を開けて水が溜まらないようにするなど、屋外向けの工夫は必要になると思います

実際にかかった費用

ここまでの作業にかかった費用を表にまとめてみました

テープライトDIYにかかった費用
購入品金額
ソーラー充電式テープライト(5m)¥3,500
はんだごてセット¥1,200
はんだ(追加分)¥300
ダブルコード(6m)¥900
銅線(6m)¥400
熱収縮チューブ(1m)¥400
ビニールテープ(20m)¥200
外壁用両面テープ(4.5m)¥1,600
合計¥8,500

道具も含めて1万円以下で十分揃えることができました

ちなみにソーラー充電式のテープライトは、”おそらく”同じ商品がAmazonで2,000円で売ってるんですが、発送元が中国の業者で口コミが怪しかったので避けて楽天で購入しました
(楽天で扱っているのも中国製なので、国内の業者が同じものを仕入れて販売しているだけだとは思います)

設置から5か月経ちましたが、ちゃんと毎日元気に光っています
しかもソーラー充電式なので電気代はゼロ

おそらく最初にダメになるのはバッテリーかなと思っていますが、3年くらい持ってくれればいいなーという感じです

おわりに

電気系のDIYは今回初挑戦でしたが、なんとかイメージ通りに仕上がって良かったです

外構をパワーアップさせたいなと思っている方はぜひ参考にしてみて下さい!

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2022年に積水ハウス「シャーウッド」で、2階建て30坪の家を建てました。家族3人、2匹の猫と暮らしています。家づくりの過程、住み心地やDIYの記録など、家全般について綴っています。 Webメディア「日刊住まい」にて、「和泉銀之助」としてライター活動中。
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