あわや高額修理費発生… 排気フィルター詰まりで乾太くん沈黙
こんにちは、ジルわこです
言わずと知れたガス乾燥機の「乾太くん」
30分程度の乾燥時間でふんわりと仕上がり、ペットの毛もよく取れるので
猫を2匹飼っているわが家ではとても重宝しています
ただ、乾太くんを使い始めてから2年ほどで、高額の修理費が発生する可能性があるトラブルに見舞われたので、内容をシェアしておきたいと思います
異常高温エラー発生
乾太くんを使い始めてから約2年が経過したある日、乾燥は終わっているのにどうも洗濯物の乾きが悪いという事象が起こるようになりました
よくよく見てみると「05」というエラーコードが出て、乾太くんの運転が自動停止しているようでした
これは機械の内部が異常な高温状態になった際に出るエラーコードで、20分の冷却運転の後に自動停止するようになっているみたいでした
なので最初は正常に乾燥運転が終わったかのように感じるのですが、実際はただ送風していただけで全然乾いていないという状態でした
調べてみると、フィルターが詰まって空気がうまく流れないと、異常高温エラーが出ることがあるようです
乾太くんにはフィルターがいくつかあります
- 「給気フィルター」…燃焼用の空気を取り込む乾太くん外部のフィルター
- 「糸屑フィルター」…衣類の繊維やほこり、ペットの毛などをキャッチする乾太くん内部のフィルター
- 「排気フィルター」…屋外への排気ダクトのフィルター
わが家の幹太くんは「DX 5kg」タイプで、給気フィルターは外側の側面にありますが、ここが詰まることはほとんどないと思います
次に糸屑フィルターですが、DXタイプの場合はドアの裏側に付いています
文字通り洗濯物の糸屑などをキャッチするフィルターなので、ここが一番詰まりやすいです
猫がいる分、普通の家庭より詰まりやすいと思いますが、大体1週間でこれくらいたまります
なのでここを念入りに掃除して運転してみたのですが、異常高温エラーは改善しませんでした
原因は排気フィルターの詰まり
残る可能性は排気フィルターです
乾燥ガスを屋外に排気するための銀色のダクトは、排湿筒と呼ばれています
この排湿筒の先端、屋外と繋がる部分に排気フィルターがあります
これはキッチンなどの換気扇の排気フィルターと同じで、わが家の場合は外から見るとこんな感じです
写真では分かりにくいですが、少しほこりのようなものがフィルターの外に飛び出しているように見えます
ただこのフィルターは、虫が入らないように細かいメッシュ状になっているので、直接外さない限り外側からほこりは取れません
なので排気ダクトを外して屋内側から中を覗いてみました
その時の写真がこちらです
奥の方に黒い部分と白い部分がありますが、実はこの黒い部分がフィルターに詰まったほこりでした
ほこりが湿気を吸って、フィルターにへばりついたような状態になっていましたが、長い棒の先端にガムテープを付けたマツイ棒的な道具でほじくると、なんとか取ることができました
ほこりと猫の毛が湿気で固まったようなものが詰まっていました
ほこりが取れた後は、屋外の光がしっかり見えるようになりました
この状態になった後は、異常高温のエラーもなくなり、無事に正常作動するようになりました
メンテナンスを考えた設置計画が必要
今回は屋内から排気フィルターにアクセスできたため、なんとか自力で修理することができました
これがもし排気ダクトが壁の中にあるなどして直接フィルターを掃除できない場合、屋外からフィルターを外して直接清掃する必要があります
設置場所が2階の場合は高所作業になるので自分で行うのも難しく、業者に依頼すると10万円以上はかかってしまうと思います
糸屑フィルターをこまめに清掃していても、排気ダクトへのほこりの侵入は完全には防げないので、もし見た目を気にして排気ダクトを隠すような施工をする場合でも、後から排気ダクトもメンテナンスできるように、あらかじめ点検口を設けておくなどの対応を取っておくのが無難だと思います