セルフライフプラン作成のススメ|家づくり始めるその前に
こんにちは!
ジルわこハウス(@gillwacohouse)です
積水ハウスで注文住宅を計画中ですが
仕事の都合で打ち合わせホールド中のため
これから家づくりを始めようと思っている方に向けた
家づくりのきっかけになるよう(なったらいいな)な情報を発信しています
「このブログさえ読んでいればOK!」
というものには程遠いですが
せっかく訪れた方が何かヒントを得て帰ってくれると嬉しいです
前回は情報収集について書きました
今回は注文住宅の予算に関連したことを書いていきたいと思います
どんな家を建てたいか?
どこに建てるか?
どこで建てるか?
ももちろん大事ですが
そもそも「家にいくら出せるか?」
が定まっていないと
色々夢は膨らんでいったけど
予算がはまらない…
なんてことにもなりかねません
この記事を読むと以下のような効果が期待できます
- 注文住宅の適切な予算が見えてくる
- 将来の人生設計が見えてくる
- 自分でライフプランが立てたくなる
- 収入、支出、資産が管理しやすくなる
- マネーリテラシーがちょっと向上する
効果があったらいいなという私の願望です笑
別に家建てる予定はないという人にも
ぜひ読んでいただきたい内容です!
年収から予算設定は可能か?
家建てたい!と思い立った人が
どんな家を建てたいか想いを巡らせるのと同時に
一体いくらの家が買えるんだろう?
という不安、疑問も沸いてくることと思います
その時一つの目安となるのが年収です
「年収 家の予算」とかで調べると
年収の6〜8倍といった数字をよく見かけます
これはフラット35利用者調査の
注文住宅を購入した人の住宅購入平均予算
がベースになっているようです
フラット35利用者調査_公表資料2019 (jhf.go.jp)
※住宅金融支援機構ホームページより
統計調査に基づいた数値なんだから
これが適切な予算か?
というと必ずしもそういう訳ではありません
同じ年収の家庭でも以下の様々な要因によって
家にどこまでお金をかけられるかは大きく変わってきます
年齢
居住地域
家族構成(子供の有無、予定)
生活水準
働き手の人数
貯金額
ちなみに住宅ローンの借入額も
銀行の簡易シミュレーション(年収と返済期間と金利を入力するだけ)だと
年収の10倍くらいの金額が提示されたりもしますが
これも貸してくれる額であって返せる額とは違うので要注意ですね
じゃあ結局いくらの家が買えるのか?
そんな時に役に立つのがライフプランです
ライフプランって何?
ライフプランとは
自分たち家族が今後どんな生涯を歩んでいくか
その人生設計を意味する言葉です
住宅購入なんかの大きな買い物をするシーンにおいては特に
将来起こる様々なライフイベントを考慮した
お金の収支に着目した資金計画の意味合いとなります
要は家を建てようと思っている人が
今後起こるライブイベント(特に子育てや、
家の予算はいくらが適切か?
というのをシミュレーションするためのものになります
多くの場合は住宅展示場に行くと
ファイナンシャルプランナーの方がいて
ライフプランを作成してくれることになると思います
(くどいようですが住宅展示場に行ったことはないので詳細は分か
私は住宅展示場に行く予定は当面なかったので
とりあえず自分でライフプランを作ってみることにしました
セルフライフプランです笑
STEP1:とりあえずライフプランを作ってみる
とりあえず一回ライフプランを作ってみようと思って
まずやったことは大きく分けると以下の4つです
①収入の現状把握、将来予想
②支出の現状把握、将来予想
③子育て費用の予想
④大きな出費の予想
①収入の現状把握、将来予想
収入の現状把握については
給与明細なり源泉徴収なりを見ればいいだけな
税金引かれた後の手取りがいくらかも要確認です
将来予想が難しいところですが
これまでの昇給実績から予想するとか
先輩や上司にそれとなく探りを入れるとかでしょうか
自分の勤めてる会社だったらなんとかなるかな?と思います
ただあのトヨタが一律定期昇給を廃止したりと
今後、年功序列の給与体系が廃れていき
成果主義の給与体系に移行していく流れもあるので
特に現在家を建てようとしている世代にとっては
将来の見立てが難しくなる気がします
トヨタ、一律の定昇廃止を決定 労組が受け入れ: 日本経済新聞 (nikkei.com)
あと退職金と年金も忘れずに!
これも20年後、30年後どうなるかの確証はありませんが…
頑張って予想しましょう笑
あとは年収が増えると引かれる税金の割合も増えるので
それも考慮する必要がありますね
これもネットで調べたら出てきます
②支出の現状把握、将来予想
支出の現状把握は
ざっくりと見るならすぐですが
きっちり見ようと思うと結構大変でした
まず3ヶ月くらい家計簿を付けて
月の生活費がどれくらい掛かってるかの把握をしました
ジルわこ夫婦は揃って家計簿が苦手なので
お金の管理というと銀行口座の増減を見てるくらいでした
(元々浪費する方ではなかったのでなんとかなってた感じですね)
なので何にいくら掛かってるかも把握できていなかったので
これではライフプランも何もないなと思って
頑張って家計簿を付け始めました笑
一応半年以上は続けられています
目的があるとなんとか続けられますね笑
あとは保険関係とか自動車税とか
固定でかかっている費用の確認ですね
自動引き落としになっていたりすると
どれだけ掛かっているかも忘れがちですです
将来予想は賃貸から持ち家になったことで変わる支出の予想
家賃、更新手数料、賃貸の火災保険料がなくなるかわりに
住宅ローン返済、固定資産税、
水道光熱費も家が広くなる分増えるかな?
と思って今の3割増しくらいで積んでいます(適当)
子供の生活費はここでは積まずに夫婦2人の生活費として見てました
③子育て費用の予想
ここは教育方針や住んでいる地域によっても大きく変わりますね
特に通わせる学校が公立か私立かの影響が大きいです
また金額的にも大きいので家族内でよく話しておいた方がいい部分
具体的な費用はネット調べたらたくさん出てくるので詳細は触れませんが
子供1人が4年制大学卒業するまでの生活費+教育費で
ざっくり2,000万円〜4,000万円くらいになる見立てです
金額的には家を建てるのと同じくらいですね
地方だと進学校も含め公立がメインなので
スポーツなど特別な理由がないと
敢えて私立を選ぶ理由がないと思っていますが
大都市部だとまた考え方は変わってきそうですね
(地方育ちなのでその辺の事情はあまり良くわかりません…)
④大きな出費の予想
年間の支出に入ってこない
数年おきに掛かるような大きな出費の予想です
この辺は家庭によっていろいろだと思いますが
家のメンテナンス費用は共通だと思います
あとは自動車の買い替えとか海外旅行とかですかね
ここまで把握できれば
あとはエクセル等で毎年の収入と支出を入力していけば
毎年どれくらい貯金が貯まって
将来的にローンを返していけるか
子育て費用は足りるか
老後資金は足りるか
ある程度分かるライフプランが作成できると思います
STEP2:ライフプランの精度向上
STEP1のセルフライフプランの予想精度をもうちょっと上げるために
YouTubeで住宅FPの方がライフプランを作成している事例
以下の点を考慮しました
住宅ローンの金利上昇を考慮する(変動金利の場合)
生活費にインフレ率を考慮する
生活費に使途不明金を上乗せする
減税、手当を考慮する
住宅ローンの金利上昇を考慮する(変動金利の場合)
変動金利を選択した場合だと
半年毎に金利の見直しがあり
5年毎に毎月返済額の見直しになるようです
金利は変わらない場合も下がる場合もありますが
ここでは上がる場合を想定して
5年毎に年利+0.25%としています
生活費にインフレ率を考慮する
物価が年々上昇していくことを考慮して
生活する上で必須の生活費に対して
毎年0.5%のインフレ率を考慮しています
20年前は100円で買えたアイスが
今は150円くらいになってますね
(例えが小学生感)
この調子で給料もインフレして欲しいものです)え?
生活費に使途不明金を上乗せする
ライフプランを作ろうと思って見積もった生活費は
下限で見てることが多い気がします
その辺を考慮して多少生活費に余裕を持たせる意味での使途不明金
きっちり出費をコントロールできてる人には不要な項目かもしれません
私は毎月じゃないけど時々掛かってくる
家具・家電の買い替えや
ちょっとした贅沢みたいなのを考慮して積んでいます
(あとはコロナ生活で消費が抑えられてる感もあるので)
減税、手当を考慮する
住宅ローン減税や児童手当など
プラスに働く方の考慮ですね
年収や家族構成なんかで金額が変わってくるので結構ややこしいで
トータルで何百万円とプラスになるので
考慮するしないで結構影響ある項目です
書いていて思いましたが
精度向上というよりはライフプランに余裕を考慮する作業になりま
いけると思ってたけどダメでしたよりは
ちょっと余裕とり過ぎてたな
の方が全然マシだと思います
余裕が見えてきた分を他のことに回せる訳なので
ここまでやったら
家計に対する理解も段々と深まってくるんじゃないでしょうか
STEP3:ライフプランの改善
ローンだ税金だと見ているうちに
お金の勉強もするようになっていって
どうやったらこのライフプランを改善できるかというのを考えるよ
ライフプラン(というか収支)を改善する主な方法としては以下の3つになります
収入を増やす
支出を減らす
資産を増やす
収入を増やす
一つは本業を頑張ることですが
いくら頑張ってもそんなに変わらない職業の人の方が多いんじゃないか
(サラリーマンなら特に)
もう一つは本業以外を頑張ることですが
会社によっては副業禁止とかルールがあると思うので要確認ですね
雇用を伴わない収入だったら別に関係ないのでは?とは思いますが
そこはまあ要確認ですね
どっちにしても収入を増やすのには
それ相応の努力と時間が必要になります
支出を減らす
ライフプランを立てたことで
自分が何にいくら使っているかが把握できたので
ちょっと払い過ぎてるかな?という部分の見直しや
あんまり努力せずに節約できることを実行しました
携帯料金プランを見直した(夫婦で) −4,000円
自動車保険(車両保険)を見直した −2,000円
医療保険を見直した(夫婦で) −1,000円
コンビニの普段使いを止めた −2,000円
ふるさと納税で日用品をもらった −1,000円
とりあえず生活スタイルは変えずに
毎月1万円生活費を下げることができました
年間12万円、30年で360万円です
新車が1台買えるレベルです
ライフプランを立ててみると分かりますが
毎月掛かる費用ってその一瞬一瞬は大した額に感じませんが
長い目で見るとバカになりません
支出の見直しをするんだったらまずここからです
上記のようにぱっと見の無駄を省いたり
更に金額の大きい部分にメスを入れていけば
月1万、2万の削減はわりとすぐです
手取りを1万、2万増やすより圧倒的に楽です
時間は一切かからないので
ただあんまりそぎ落とし過ぎても
生活の満足度が下がってしまうので
あくまで無駄かな?と思う部分を削っていくのが大事だと思います
資産を増やす
これは収入を増やすのとは少し違って
今持っているお金を増やすことです
要は株や投資信託などの資産運用です
もともと会社の持株会で多少株は買って持っていました
(コロナショックで結構大変なことに…)
住宅購入や子供の教育費を考えた上で
余裕がある分の資金を運用に回すことにして
積立NISAと確定拠出年金(iDeCo等)を始めました
この辺は完璧素人なので
混乱を与えるといけないのであまり多くは触れませんが
両者とも税金面での優遇を受けられる運用方法で
普通に始めるんだったら
この制度を利用した方がいいと思います
ただ絶対儲かるとかマイナスにならないという保証はないので
自分でよく勉強した上で
無理のない範囲で利用するのがいいと思います
セルフライフプランのススメ
以上、ライフプランを立て始めたら
行き過ぎて資産運用まで始めてしまった話でした笑
ここまで行き過ぎなくとも
ライフプランを自分で立てると
お金に対する理解は確実に深まると思います
また、今立てたライフプラン通りに
10年20年後の人生が進んで
まずないと思うので
自分で軌道修正をすることも可能です
このやり方で立てたジルわこ夫婦のライフプランが合ってるのか間
今後長い時間をかけて明らかになっていく訳ですが…
まあ一度プロに相談して作ってもらうのが間違いないと思います笑
ただ自分で作った経験は無駄にはならないので
ぜひ一度お試しください!