最後の砦!?照明スイッチ・コンセント配置検討
こんにちは!
ジルわこ(@gillwacohouse)です
照明スイッチやコンセントの配置検討は
建物に関する打ち合わせとしては最後の最後になります
他の施主さんの情報を見ていても
積水ハウス以外でも多くのメーカーで大体そんな感じの印象です
ドラクエに例えると…
闇ゾーマ(照明計画)にひかりのたま(照明器具)を使った後のゾーマ戦という心の持ち様です
後ろにはしんりゅう(外構計画)が控えています…
(↓闇ゾーマ戦はこちら)
照明スイッチやコンセント配置の打ち合わせ自体は
結構サラッと終わると思いますが(サラッと終わりました)
後から修正や追加が難しいので
他の方の施主ブログを読んでいると
後悔ポイントになりがちな項目なので油断は禁物です
後悔ポイントとして共通しているのは
実際の生活動線や生活スタイルを考えると使いづらいというものや
ここにも付けておけば良かったというような
実際に住んでみて分かった系のものが多いという印象です
確かに図面だけで実際の生活をイメージしきるのは
なかなか至難の技だと思います
それでもそういった後悔を減らすためには
いろんなパターンを想定して頭の中で家中を歩き回ってみるのが大事なのかなと思います
その時に先人たちがどんなポイントで後悔しているかを知っておけば
間取りや生活スタイルの違いはあれど考える時の手助けになると思います
いくらイメージを重ねたところで
そもそも想定がないものは考えることにすら至らないですからね
というわけで今回は照明スイッチとコンセント配置の検討について書いていきたいと思います
照明スイッチ配置検討
照明スイッチ配置は照明計画検討の流れでまとめて実施しています
照明計画についてはICのM氏が中心でしたが
照明スイッチ配置については設計士のH氏中心に詰めていきました
考える際のポイントは冒頭で述べたように
「実際の生活動線をイメージしながら」になります
- 出掛けるとき
- 帰ってきたとき
- フロア間を移動するとき
- 1階⇔2階を移動するとき
- 2階⇔??を移動するとき
- 夜中にトイレに行くとき
いろんな動線パターンを想定して
これならここのスイッチで操作できるね
というのを確認しながら決めていきました
その時ポイントとなると感じたのは
「1つの照明に対して複数箇所で操作できるようにしておく」ということでした
例えばリビングやダイニングのような居場所になる空間の照明は
メインで操作するであろうスイッチ以外に
例えば玄関先や階段下あたりでも操作できるようにしています
(トイレとか収納とかそこに行った時にしか付けないような照明はそこまでする必要ないですが)
あまり多くてもスイッチだらけで見栄えが良くなかったり
どれがどこのスイッチか分からなくなってしまいそうなので
ほどほどにが大事ですが
いろんな動線パターンを想定して
「照明のON/OFFのためだけの移動を作らない」ようにしたら
後悔は減るのかなという気がします
気がしてるだけで
実際住み始めたら何かしら後悔は出てくると思います笑
あとは動線上かつ極力視界の邪魔にならない場所を
H氏がいい感じに検討してくれました
照明スイッチの設置高さ
スイッチの高さというと床面からパネル中心まで125cmというケースが多いと思います
125cmというと大人の肩くらいの高さになります
最近はユニバーサルデザインとして
床面からパネル中心まで95cmとすることが増えてきているみたいです
95cmがどれくらいの高さかというと
分かりやすいのはドアノブと同じ高さですね
子供や車椅子に乗った人でも手が届きやすい高さで
積水ハウスでも最近の建売では標準でその高さにしているそうです
打ち合わせ中のオフィスのスイッチが
その高さのパネルだったので触らせてもらいました
125cmに慣れていると最初はやっぱり違和感がありますが
ドアノブと同じ高さなので慣れてしまえば気にならないと思います
(めちゃくちゃ背が高い人だと不便に感じるかも??)
ドア付近にスイッチが来る場合
水平面が揃って見栄えが良いという利点もあります
唯一気になったのは「猫もスイッチ押せるのでは?」という点ですが
まあ実害は無さそうだしそれはそれで見てみたい気もするので
95cmで進めることにしました
スイッチの種類
提案いただいた商品はパナソニックのアドバンスシリーズというものです
※パナソニックWebカタログより
打ち合わせ時は「施主ブログで聞いたことあるやつ!」くらいの認識で
正直どんな感じのやつかよくは知りませんでしたが
きっと家の雰囲気とよく合うやつなんだろうなと思って
そのまま進んで行ってます
後々(というかブログを書くために)調べてみると
壁面とよく馴染みそうなシンプルな見た目で
操作もプッシュ式でなくタッチ式のようでした
遠隔操作可能モデル
さらにアドバンスシリーズの中でも「リンクモデル」というタイプを選択すると
「リンクモデル」を搭載したスイッチに無線で信号を送れるようになり
スマホ操作やリモコン操作で家中の照明を自在に操作できるようになるみたいです
消し忘れとかがあってもスイッチのところまで行かずにスマホで操作できたり
宅外から操作できたりするようになります
またアレクサみたいなスマートスピーカーと連携して
音声操作もできるようになるみたいですね
そこまでやったらアニメの「サイコパス」で見た世界に一歩近づけるような気がしました
家の中に絶対的中心となる居場所があったらそんな生活も面白そうですね
リビングのソファが定位置でそこから動かずに何でもできるみたいな
あとはHEMSと連携して照明の自動制御なんかもできるようです
(うちはHEMS付いてなかったです^^;)
またほぼ同じような機能を持った「リンクプラス」という商品がありますが
こちらはBluetooth接続ができるモデルで
既存の電気配線をそのまま流用できるらしく
大掛かりな工事なしで既設住宅やマンションなんかにも導入できるようです
極論、家中のスイッチを全部これに変えたら
スイッチの位置とか気にする必要がなくなるかもですね
これなら後から変えたくなった時にスイッチの交換だけで対応できます(たぶん)
他のパナソニックの照明スイッチ
他にも幾つかスイッチの種類があったのでちょっとだけご紹介
コスモシリーズ
多分一番よく見かけるタイプでしょうか
うちのアパートもこれでした
ラフィーネアシリーズ
雰囲気的にはアドバンスシリーズに近い気がします
よりシンプルに仕上げた感じです
グレーシアシリーズ
逆にスイッチが滅茶苦茶主張してくるタイプです
高級感のあるインテリアに合いそうな雰囲気を感じます
クラシックシリーズ
急にレトロなやつが来ました
土間とか塗り壁の雰囲気には合いそうです
SO-STYLEシリーズ
よくある左右にカチッとON/OFFを切り替えるやつを
オシャレに昇華させたタイプです
これも格好いいですね
コンセント配置検討
コンセント配置は生活動線だけでなく
生活スタイルもイメージしながら考えると
過不足なく設置できるかなという気がしています
基本的には今の生活スタイルをベースに考えると思いますが
将来的に導入予定の家電などがあればそれも考慮できるといいですね
私はコンセントの位置で生活スタイルが限定されるのも癪だったので
少し多めかなと思うくらいに付けています
使わない部分は猫のいたずら防止も兼ねてコンセントカバーしておきます
(穴が隠れるので見た目にもより気にならなくなるはず)
とはいえアクセント面には持ってこないようにするとか
なるべく目立たない位置に付けるようには気を付けました
コンセントの高さ
コンセントの高さは標準的な床面からパネル中心まで25cmを基本にしています
オス猫で去勢していなかったり去勢が遅かったりする子がいると
スプレーといって壁面にマーキングのためのおしっこをする場合があります
25cmくらいだとちょうどスプレーがかかる高さになるため
猫を飼っている家ではもう少し高めに設定しておくと良いという話も耳にします
うちの子はスプレーはしていないのと
使わないコンセントには基本カバーをするので
ここの高さは標準のままにしています
コンセントの種類
コンセントについても
スイッチの種類と同じシリーズがあるようで
基本的には同じシリーズで統一しておいた方が
見た目の雰囲気は合うと思います
(コンセントに関してはそこまで大きな違いはなさそうです)
あと照明器具の記事でも書きましたが
コンセントとスイッチを連動させておけば
スタンド照明なども壁のスイッチで操作できるようになるので
スタンド照明設置予定の箇所については連動するようにして貰っています
(これは特にスイッチのメーカーは関係ないと思います)
おわりに
照明スイッチやコンセントの配置について
なるべく実際の生活動線や生活スタイルを意識して考えるように心掛けました
それでも実際に住み始めたら
こうした方が良かったなと思うことは絶対出てくると思っています
完璧を目指すのは無理というか
状況次第で何が完璧かも変わってくる部分だとと思うので
後からリカバーできるというか
ある程度汎用性を持たせた配置を考えておくのが良いかなと思いました