手間の掛からないシンボルツリーを探せ!(落葉樹編)
こんにちは!
ジルわこ(@gillwacohouse)です
注文住宅といえばシンボルツリー植えなきゃ(使命感)
と思う人も多いのではないでしょうか?
中には以下のような理由で
タダでもいらないという人もいると思います
- 虫が付く
- 手入れが大変
無理な人にとってはそれだけで無理な気もします…
一方でシンボルツリー含め植栽があることで
外構を豊かに見せてくれるのもまた事実だと思います
ジルわこ家は
「虫は勘弁だけど緑が全くないのも寂しい…」
という考えだったので
虫が付きにくくて手入れの手間の掛からない木は無いかな?
と思ってシンボルツリー探しをしていました
今回はそうしてたどり着いた2本について紹介したいと思います
積水ハウスの植栽計画
積水ハウスでは「5本の樹」計画という取り組みがあります
「5本の樹」。“3本は鳥のために、2本は蝶のために”という思いを込めて、昔から馴染みの深い日本の原種や自生種、在来種にこだわり、積水ハウスが全国の地域の気候に合わせて厳選しています。
※積水ハウスHPより引用
そのためか積水ハウスの注文住宅は植栽盛り盛りなことが多めの印象です
賃貸物件のシャーメゾンでさえ盛り盛りです
私たちは現在も合わせてシャーメゾン物件を2度渡り歩いていますが
両方とも植栽盛り盛りでした
地域柄もあるのかもしれませんが
ペット可物件で探すとシャーメゾンにたどり着くことが多いです
今の賃貸の植栽はこんな感じです
緑が豊かなのと
そんなに都会じゃないのも相まって
夏場は虫が結構凄いです笑
特にセミの存在感が強いですね
妻は虫全般が苦手なので
玄関にたどり着けず立ち往生することも稀に…
私は子供の頃はセミとかも全然平気でしたが
いつからか苦手になってました…
ハチの巣に気付かず近づいて身体中を刺された時からでしょうか
実家のこたつで寝ていた時に服の中にカマドウマが侵入していた時からでしょうか
嫌いになる要因はいろいろありました
そんなわけで
虫が付きにくくて
ついでに手間のかかりにくい木を探すことにしました
それで良さげな樹種があれば何本か植えたいなぁという感じです
植木選びの注意点
虫が付かずに手入れの手間が掛からない
そんな木が理想です
そんな木を探していて分かったことが一つ
残念ながら虫が付かない木はありません
メンテナンスフリーな木もありません
少しでもマシな木を探すにゃ
とりあえず「虫が付きにくい木」とかでググってみると
オススメの植木◯選といった記事がたくさん出てきます
特によく登場するのは
シマトネリコやオリーブといった木です
これらはシンボルツリーをとしても人気の樹種ですが
注意しないといけないこともあります
一般的に植木を選ぶ際に注意すべきことをまとめてみました
どんな木にも虫は付く
虫が付きにくい樹種とはいえ
全く付かないわけではなく
木ごとに何かしら注意すべき虫がいます
植えたい樹種にどんな虫が付きやすくて
どんな対策が必要かは要確認です
薬品散布だったりこまめな剪定だったり
そもそも日当たりや風通しが重要だったり
必要な対策もいろいろ違うようです
木の成長スピード
その辺に植わってる木の成長なんかは特段気にしたことはないですが
自邸に植える木なら何十年も付き合っていくことになるので
どんな勢いでどこまで成長するのかも重要なポイントになります
シマトネリコやオリーブなんかは成長スピードが早い方で
放っておくと10m以上の高さになることもあるようです
そうなると素人では手の施しようがなくなってしまうので
木の高さをコントロールするためにこまめな剪定が必要になります
成長スピードがゆっくりな木の方が
手入れはしやすいと思います
あと木の成長スピードには気候も関係していて
基本的には暖かい地域の方が成長しやすいようです
(暖かい方が虫もまた発生しやすい^^;)
常緑樹か落葉樹か
常緑樹は一年中葉が付いているタイプの木です
落葉樹は気温が下がってくると葉が枯れ落ちて
気温が上がってくるとまた葉を付けるタイプの木です
ちなみに上で挙げたシマトネリコやオリーブは常緑樹になります
常緑樹は一年中葉を付けていますが
同じ葉がずっと付いているわけではなく
新しい芽が出れれば古い葉は落ちるので
言い換えれば一年中落葉することになります
庭木の量にもよりますが
場合によっては一年中葉の掃除が必要になります
落葉樹の場合は一度落葉してしまえば
次のシーズンまでは枝だけなので
その間は葉の掃除はしなくて済みます
また植栽を景観を整える以外の目的で使う場合
その目的によっての使い分けも必要です
例えば目隠しとして使うなら
落葉樹だと冬の間は枝だけになって役目を果たさなくなってしまいます
夏の日除けとして使う場合
常緑樹でも目的は果たせますが
逆に少しでも入れたい冬の日差しも遮ってしまいます
適材適所で選ぶことが大事そうです
木の耐候性
寒さ、暑さ、紫外線、湿気などなど
環境の変化に強い木もあれば
特定の環境でないと育てるのが難しい木もあります
また根の張り方が弱い木だと
台風で倒れやすかったりするので
エリアによっては注意書き必要です
個人的に気になる樹種
結構奥が深そうなシンボルツリー探しですが
上記を踏まえて以下の観点で探した結果
気になっている樹種を紹介します
虫が付きにくい
成長がゆっくりめ
気候の変化に強め
手入れの手間が少ない
個人的に季節の変化に応じて表情を変える木が好みなので今回は落葉樹を紹介します
どちらかと言うと和テイストな木が好きなので多分偏りがあります
個人的気になる木は以下2本です
- アオダモ
- イロハモミジ
2本とも人気の樹種なので
シンボルツリーを調べたことがある人は知っていると思います
アオダモ
モクセイ科トネリコ属の落葉樹です
所属は先に挙げたシマトネリコと同じです
見た目の雰囲気も似ていてスラッと背の高い上品な感じの樹形です
シマトネリコは常緑樹なのでそこが大きな違いです
自然に育つと10m〜15mくらいの高さになり
そんなに高くなるの!?と言う感じですが
成長が非常にゆっくりなので適度に剪定してやれば
高さのコントロールがしやすいみたいです
それなので背の低い苗木を植えて育てていくよりかは
ある程度高さのある木を植えてそれを維持していくという場合が多いようです
春に白い花を咲かせ
秋に紅葉・落葉します
日本全国に自生する雑木のため
寒さや暑さ、病害虫には強い方のようです
ただ基本的に山に生えている木なので
夏の日差しや西日は苦手で
逆に日光当たらなさすぎも良くないという笑
建物の陰に植えたり複数の樹木を植えたりする事で
うまく半日陰を作ってやることが重要なようです
この辺の日照条件は特に綺麗に紅葉するかどうかに影響してくるようで
紅葉を楽しみたいならそれなりにこだわる必要がありそうですね
北庭なんかは相性良さそうだなと思いました
幹は細めで簡単に折れそうな見た目ですが
バットの材料にも使われるほど硬くしなやかなので風に対しても強いです
それでもしっかり根付くまでは支柱は重要みたいですね
注意しないといけない虫はテッポウムシ(カミキリムシの幼虫)
木の幹に穴を開けてそこに卵を生み付けるそうです
木の根本に木粉が落ちていて気付くことが多いようなので
木が弱ってきた気がすると思ったらその辺のチェックが必要になります
穴に気付けば殺虫剤で対処可能なようです
イロハモミジ
ムクロジ科カエデ属の落葉樹です
これはあまり説明いらないでしょうね
いわゆるモミジというと
このイロハモミジを指す場合が多いそうです
高さは5m〜10mくらいに成長し
庭木にはちょうどいいサイズです
株立ちという複数の幹が集まったタイプと
一本立ちという幹が一本だけのタイプの2種類があります
シンボルツリーとして1本ドンと植えたいなら一本立ち
他の木と合わせて雑木林風の庭にするなら株立ち
などスタイルに応じて好きな樹形を選ぶことができます
やはり美しい紅葉が最大の魅力でしょうか
ただ綺麗に紅葉させるには
アオダモと同じように半日陰みたいな環境が重要なようです
育成環境などもアオダモと似ており
セットで植えてもよく映えそうです
注意しないといけない虫に
アオダモと同じようにテッポウムシが挙げられます
またイラガという蛾の幼虫が葉につくことがあり
素手で触れてしまうとかなーり痛いらしいので
注意が必要です
おわりに
シンボルツリーに向いている
気になる落葉樹について紹介してみました
どうも自分は紅葉や落葉など
なんとなく和風っぽい情景が好みなようです
ただ外構を美しく見せるには
シンボルツリーだけポツンとあるより
低木などで足元も彩った方が良さげなので
その辺はもう少し勉強が必要だなと
今住んでいる賃貸の植栽を見ていて思いました
あと落葉した後に雪でも積もれば趣がありますが
家を建てるのは雪が積もるような地域ではないので
冬枯れの枝だけだとちょっと寂しく見えそうです
雪が積もらない地域なら
常緑樹も添えた方がいいのかな??
とこの記事を書いていてちょっと思っています
あと今回挙げたような樹種を植える場合には
北庭は相性良さそうだなと思います
北向きの土地の良さをまた一つ見つけました
ちなみに今住んでいるシャーメゾンに植えてあった樹種は
分かっただけで以下の7種類がありました(常緑樹多め)
ソヨゴ(常緑樹)
シラカシ(常緑樹)
コバンモチ(常緑樹)
ナナミノキ(常緑樹)
シマトネリコ(常緑樹)
ハナミズキ(落葉樹)
ダンコウバイ(落葉樹)
どの木にどんな虫が寄ってくるか
夏休みの自由研究でもして
常緑樹も検討しようかな