設備系最難関の照明計画|3度の打ち合わせで遂に仕様決定!
こんにちは!
ジルわこ(@gillwacohouse)です
照明計画については個人的にどうしたらいいか一番よく分からない部分です
契約後からかれこれ3回ほど打ち合わせをしていますが
私の中で整理が追いつかないのと
具体的な間取りを公開していないので
何をどう説明していいか分からずで
記事にできていませんでした
3度の打ち合わせをして
「これでいきましょう」という照明プランがようやく決まったので
そこに至るまでの検討過程を紹介します
ぜひ想像しながらご覧ください
照明計画に対するスタンス
照明に関する希望としては
①家の中を歩き回るのに不自由しないくらいの明るさがあればいい
②天井面はなるべく綺麗に残したい
くらいのものでした
ある程度共通認識かなと思っているので
特に要望として伝えている訳ではありませんが…
①はある意味当たり前というか
照明としての必要条件になると思いますが
ジルわこ邸には個室らしい個室空間が
寝室、トイレ、洗面室くらいしかなく
他は吹き抜けを介して家全体が空間的に繋がっていて
階層も複数あるような感じなので
どこにどんな種類の照明をどの程度設置すれば
その必要条件を満足するのか
難しくてよく分からない…という状態だったので
「全面的にお任せするのでいいようにやってください」
というスタンスで臨みました
要は丸投げですね笑
餅は餅屋の精神です
ジルわこ邸のプランイメージ
ちょっと余談になりますが
ジルわこ邸の具体的な間取りについては当初からひた隠しにしています
ただ想像してもらう分には自由なので
なんとか上手く表現できないものかと
日頃考えているのですが
なかなか良い表現が浮かびませんでした
買い物に出かけたりしていて
これならイメージが伝わるのでは!?
という事例を発見したので共有してみます
大きめのイオンとかのショッピングモールに行くと
建物の真ん中に大きな吹き抜けがある場合があると思います
最上階から1階の床まで見える吹き抜けです
近所のイオンの吹き抜けを眺めていてふと思いました
「これはうちでは??」
更に東急ハンズのスキップフロアを掛け合わせると
完全にうちになります
もう閉店してしまいましたが
東急ハンズ三宮店とかのイメージです
(伝わる人には伝わるでしょうか?笑)
あと気持ちばかりの猫カフェのキャットウォーク要素が入っていますね
「イオンの吹き抜け×東急ハンズのスキップフロア×猫カフェのキャットウォーク=ジルわこ邸」
との結論が私の中で出ました笑
これから想像する時は上記のイメージでお願いします
照明計画提案(1回目)
照明計画に話を戻しまして…
間取りの複雑さもあり
照明計画は設計士のH氏とICのM氏がタッグを組んで検討してくれています
H氏が間取りを考慮した照明計画のイメージを伝え
M氏が具体的なプラン検討や商品をチョイスする
おそらくそんな感じで検討が進められていたと思います
1回目の提案時はM氏からプランについて説明がありました
照明の種類
M氏の説明の中で出てきた照明の種類について紹介しておきます
照明の種類は大体以下の5種類に分類できます
- シーリングライト
- ダウンライト
- スタンドライト
- 間接照明
- ブラケット
私が思うそれぞれの特徴は以下の通りです
シーリングライト
天井面に付く照明で照明器具としては最も基本的なものになります
シンプルなデザインのものから意匠性の高いデザインのものまで種類が豊富です
取り付け方法は引掛シーリングと天井埋め込み式があります
引掛シーリングの方が一般的で
天井に照明器具の取り付けプラグが付いているアレです
自分で設置や交換ができるので
賃貸などのメイン照明はほぼこれだと思います
プラグは照明器具自体で覆ってしまったり
ペンダントライトの場合はカップ等で覆って見えないようにしたり
何かしらプラグ自体が隠れるよう配慮することが多いと思います
天井埋め込み式は取り付けプラグがなく
天井の裏側で照明器具が直接電気配線と繋がっていて
天井面をスッキリさせることができますが
有資格者でないと交換作業ができないため
別の照明器具に交換したい場合には
専門の業者を呼ぶ必要があります
(あるいは第二種電気工事士の資格を取得するかです)
電球の交換自体は自分でできるものが大半だと思いますが
特殊なものだとそれすらもできない場合もあるので
選択の際には要確認です
ダウンライト
こちらも天井面に付く照明ですが
光源が天井に直接埋め込まれているため
空間的にはスッキリします
補助照明的に使われることが多いイメージですが
複数個連続して設置することで十分な明るさを確保できます
但し直径は10cmくらいはあるので
付ける場所や個数によっては結構目立ちます
(気になる人にとっては天井ボコボコに見えるかも…)
スタンドライト
床置きするタイプの照明器具です
背の低いものであれば足元から照らす感じになります
床に置くのと電源コードが地面を這うので
設置場所は動線上を避けるようにした方が良いと思います
後から好きに追加できますが
あらかじめ設置場所が決まっていれば
スイッチと連動させておいて
他の照明と同じように壁付のスイッチでオン/オフできるようです
間接照明
光源で壁や天井を照らし
その反射光で部屋を照らすタイプの照明器具です
掘り込んだ天井や家具の上など死角になる場所に設置すれば
照明器具の存在感をなくすことができます
淡く室内を照らすことができて
個人的に好きなタイプの照明です
(出張中に滞在したホテルの間接照明の話です)
https://gillwacohouse.com/learn_from_hotel_lighting/399/
ブラケット
壁に設置するタイプの照明をこう呼ぶそうです
玄関や廊下などの通路になるような場所など
スポットで照らされていれば充分という場合に使われることが多い気がします
裸電球でも雰囲気出ますし
外装で覆ってもちょっと淡く光る感じになります
複数個連続して設置しても
単なる照明器具ではなくインテリアの一部となりそうな感じです
私的には未知の照明タイプですが
デザイン面からも結構期待しています
M氏から照明の配置や種類について一つ一つ細かな説明がありましたが
もの凄くざっくりと紹介します
玄関、階段
玄関や階段など主に通路として使用する空間はブラケット中心でした
吹き抜け
吹き抜けにもブラケットが付いていて
これはスポットライト的な使い方になると思います
1階面
1階面はペンダントライトがメインで付いて
補助的にダウンライトが配置されています
収納スペース
あと収納スペースなど天井面がそこまで気にならない場所も
実用性を考えているダウンライトになっています
2階面
2階面はある場所の上に設置した間接照明がメインで
逆にそれ以外にほぼ照明なしです
勾配天井なのもあって
天井面には大きな照明は付けられません
間接照明で天井に反射した光が家全体に降り注ぐ
そんなイメージです
こればっかりは出来上がってみないと私には想像つきません
H氏がたぶん大丈夫と言っているので
たぶん大丈夫だと思います笑
(餅は餅屋、餅は餅屋)
シーリングライトの部分は基本的に全部天井埋め込み式の提案になっていましたが
トイレと寝室は後から好きに付けられるように引掛シーリングに変更してもらいました
後の打ち合わせで知りましたが
引掛シーリングにしておくと
ポップインアラジンのようなプロジェクタを設置することもできるようです
今のところ導入予定はないですが
引掛シーリングの方が汎用性が高いのは間違い無いですね
他のシーリングライトは
天井面をスッキリ見せるために天井埋め込み式にしています
少し気になったのは
1階面のダウンライトが少し多めかなというところでしたが
そこはH氏やM氏もまだ悩み中のところで
もう少し検討して提案するとのことでした
色の種類
ところで今回の照明提案において
「電球色メインで提案したいのですがいかがでしょうか…?」
というお話がありました
照明の色は以下の5種類に分けられるみたいです
- 昼光色
- 昼白色
- 白色
- 温白色
- 電球色
中でも住宅でよく使用されるのは
昼白色、温白色、電球色の3種類とのこと
昼白色が白っぽい光で
大多数のシーリングライトで採用されている色で
照明と聞いて一番最初にイメージする色だと思います
温白色は若干黄色味掛かった光で
昼白色と電球色の間くらいの色合いです
浴室なんかで使用されることが多いみたいですが
比較的最近注目を浴びてきている色だそうな
電球色はオレンジ色の光で
落ち着いた色合いです
裸電球をイメージされる方が多いのではないでしょうか?
今の暮らしが意外と電球色メインの生活だったので
それで全然問題ないですと回答しました
今住んでいるシャーメゾンの最初からついている照明は
後々確認してみたらほぼ電球色でした
浴室が温白色なのと
キッチン換気扇と洗面台の照明が昼白色でした(滅多に使用しないですね)
キッチンが一番明るいので昼白色だと思っていましたが普通に電球色でした笑
意外と電球色が使われていることが多いですよとM氏が言っていましたがその通りでした
電球色というとなんとなく暗いイメージがありますが
ちゃんとした光量があれば特に気にならないようです
引掛シーリングはパナソニックの調光式を使用しており
気分に応じて色を変えることができます
上から昼白色、温白色、電球色の色味です(たぶん)
ダイニングも電球色のペンダントライトです
寝室には前の家で使っていた昼白色のシーリングライトを付けていますが
豆電球くらいしか使っていません
リビングのシーリングは昼白色なことが多めでしたが
「今日から電球色に変えて暮らしてください笑」
と言われてきました笑
実際電球色に変えて過ごしていますが
特に支障が出ることはありません
子供が勉強したり本を読んだりするときは
別に卓上スタンドなんかを用意した方が良さそうな気はします
(それは昼白色のシーリングだとしてもそうだと思いますが)
照明計画提案(2回目)
2回目の打ち合わせではH氏が登場しました
照明計画については1階面部分の内容に若干変更がありました
ダウンライトが全てなくなり
ペンダントライトとスタンドライトの追加で賄う仕様になりました
ある視点から見ると2つのペンダントライトと1つのスタンドライトが
連なって見えるような配置です(3連星です)
天井面掘り込んで間接照明など入れられないか?
という話もしていたのですが
唯一間接照明を付けられそうな側が
1階と2階が吹き抜けを介して壁が繋がっているため
間接照明が壁の途中で途切れるような感じになり
逆に照明が目立ってしまいそうということでなくなりました
あとはスイッチ計画の話が中心でした
生活動線をイメージしながら
どこにどの照明と対応するスイッチを配置したら
利便性が高くかつシンプルなスイッチ配置とできるかを検討していきます
間取りの複雑さもあって
図面上はすぐにスイッチと照明の繋がりを示す線まみれになりましたが
そのお陰でスイッチの配置自体はスッキリまとまった気がします
この日は後ろにTOTOのショールーム見学が控えていたので
スイッチ計画まで決まったところで早々に積水ハウスのオフィスを後にしました
照明計画提案(3回目)
2回目の打ち合わせでの仕様変更を反映して
M氏からの商品提案がありました
主に変更のあった1階面のペンダントライトとスタンドライトについてです
提案にあったのはパナソニックのMODIFYという超絶シンプルな球体です
ペンダントライトもスタンドライトも両方のスタイルが存在します
(この色のイメージは昼白色ですが提案は電球色になります)
全て同一の視界に入る配置なので
ここは統一感を持たせた方が良さげに思います
他にもデザイン性に富んだ商品も候補に挙げていただいていましたが
これくらいシンプルなほうが好みなのでMODIFYのまま進めることにしました
なお照明を吊る紐は黒と白から選べますが
黒はちょっとしたアクセントにもなり邪魔しない程度に存在感を出せます
白は壁紙と同化するので極力存在感を消すことができます
今回は照明器具自体がシンプルなのと
他の照明器具の色との統一性を考えて
白で進めることにしました
これで悩ましかった照明計画もほぼ決定しました
照明の予算が35万円(税抜)で見ていましたが
大体予算内に収まりそうです
おわりに
照明計画どうなるかと思っていましたが
無事いけそうなプランが出来上がりました
金額も予算内に収まるかな~なんて話をしていましたが
ここは無事予算内で着地できそうです※施主支給分は除きます
実際の雰囲気は出来上がってみて初めて分かることになると思いますが
不自由しない明るさは確保できていると思うのでヨシ!
足りなかったら後からスタンドでも足せばヨシ!
ということにしています
1回目プラン提案時の営業さん視点の記事はこちら
照明の難しさが伝わってきます…
【プロジェクトT⑪】過去最高に難しい照明計画をどう考えるか | 家づくりにおいて大事なコト (fujimonmon.com)