ショールーム見学
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ポーターズペイントのワークショップ体験記

オーストラリアの高級ペイント ポーターズペイントのワークショップに参加してきました
gillwacohouse
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こんにちは!

ジルわこ(@gillwacohouse)です

 

 

最近話題沸騰中!?の「ポーターズペイント」ですが

ペイント体験ができるワークショップに行ってきましたのでレポートしたいと思います

 

今回はファンタジスタ藤本さんのこちらの記事を読んだと言えば

先着5組まで体験料無料キャンペーン中だったので

それに乗っかって行ってきました

 

大阪の代理店限定のキャンペーンだったのですぐには枠埋まらないだろうと思っていましたが

記事が公開された日の午後には既に3組くらい申し込みがあったようです

 

ジル
ジル
滑り込みセーフにゃ

 

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ポーターズペイントとは

オーストラリアで生まれたペイントで

自然由来の顔料を調合した塗料を用いており

塗ったそばから自然な風合いを楽しめるペイントになります

 

塗料はオーダーを受けてから専門の色調師(ティンター)

1色1色をハンドメイドで色調しており

本場のオーストラリアでもホームセンターなどでは買えず

独自のペイントショップでのみ購入可能な

高級ペイントの代名詞となっているそうです

 

日本でも国内各所にある代理店でのみ取り扱っています

ポーターズペイントへの施工依頼ももちろん可能ですが

セルフペイント用に塗料を購入する場合は

各代理店でのワークショップ参加が必須となるようです

(ポーターズペイントの特徴や塗り方のポイントを理解したうえで

購入して欲しいという思いからそういった販売方法としているそうです)

 

代理店は今のところ全国に18箇所あり

住んでいる地域によってはちょっとした小旅行が必要になります

 

大阪のポーターズペイント代理店

今回お邪魔したのは大阪府堺市にある

「株式会社Add Wall」という代理店さんです

車を走らせること約2時間

連休渋滞を見越して早めに出たら

予想に反してほぼ渋滞に捕まることなく予定時刻よりだいぶ早く着きました

(結局その辺で時間潰しました笑)

 

ジル
ジル
裏目に出たにゃ

 

こちらの建物は壁、天井、床など

塗れるところは全て塗ってあるんじゃないかというくらい

至る所にポーターズペイントの塗装が施されています

建物自体が正にショールームになっています

 

ワークショップは予約制となっていて

他にお客さんの姿はありませんでした(貸切状態です)

 

ワークショップは以下の流れで進みました

(全体を通して約3時間程の体験会でした)

①ポーターズペイントの紹介

②ショールーム見学

③ペイント体験

④個別相談

 

ワークショップ体験レポート

ワークショップの内容についてレポートしていきます

 

①ポーターズペイントの紹介(30分)

最初はポーターズペイントの成り立ち、歴史のようなことを簡単に教えて頂きました

 

・オーストラリア生まれのペイントであること

・創業者の祖父の手記をもとに塗料開発がされてきたこと(この祖父は一体何者!?)

・自然素材由来のハンドメイドの塗料であること

詳細が気になる方はHPへGOです

WORKSHOP | porterspaint-osaka (porters-paints-osaka.jp)

 

その後はペイントの種類やカラーの種類について説明がありました

 

ペイントの種類(デザイン、質感が違うもの)は10種類以上ありますが

セルフペイントにおすすめのものとして代表的な以下の3つについて紹介がありました

 

エッグシェル アクリリック

名前の通り「卵の殻」のような手触りで

ポーターズペイントの塗料の中では滑らかな触り心地です

通りがけに壁をスッと撫でたくなる

そんな質感のペイントです

 

塗料の伸びも良く

セルフペイントで1番塗りやすいのはこれとのことです

 

ストーンペイント ファイン

塗料の中に細かい大理石が含まれており

塗装面がちょっとザラッとした感じになります

 

その凹凸に光が当たって陰影が生まれるので

光の当たり方によって天井や壁が表情を変えます

設計士さんとか本業の方に人気なのはこの辺らしいです

 

大理石が入ったぶん重みが出て塗料も伸びにくく

エッグシェルに比べると多少塗りにくくはなるようです

 

ストーンペイント コース

目の荒い石英が含まれていて

上記のファインよりも塗装面の凹凸は強く出てきます

ちょっとした吹付壁みたいなイメージです

(ハケで塗料を塗るだけでも凹凸を表現できるんですね)

 

撫でると少し痛いくらいざらつきがあるので

よく通る場所の壁だと服を引っ掛けたり

擦れて傷になったりするかもしれません

光による表情の変化はより色濃く表れます

 

ファインでもそうですが

石の粒子が含まれているため

塗装中にそれが落ちてくることもあるため

天井なんかを塗る時はゴーグル必須だそうです

 

その他ペイント

他にもたくさん種類がありますが

ハケで模様を出したり

塗装面をガーゼで叩いて敢えて色むらを出したり

そういったテクニックを求められるところは

基本的には専門スタッフが対応する「責任施工」で実施しているとのことでした

 

セルフペイントでやれないわけではないけれど

仕上がりは保証できないよというニュアンスの説明でした

(そこまでするつもりはなかったので詳しくは聞いていませんが

そういった少し高度なパターンもセルフペイントで挑戦された方はいるとのことでした)

 

他に塗装面を黒板みたいに使えるペイントもあり

下地としてシェルクリアを塗ってから黒板用の塗料を塗らないといけなくて手間は掛かるけど

セルフペイントでも対応可能そうとのことで

また詳細確認してくれるみたいです

 

ファーストプラン提案でそんな空間を提案してもらっているので

妻や子供のアートゾーン用に是非使ってみたいです

 

ついに来た!期待と不安のファーストプラン提案

 

更に鉄や銅を含んだ塗料もあり

わざと錆を出してビンテージ感を出したりとか

応用の幅はかなり広そうに感じました

 

豊富なカラーバリエーション

16種類の顔料を色調して作るために

再現できるカラーが豊富で

約300色から好きなカラーを選ぶことができます

 

1色1色をオーダーを受けてからハンドメイドで色調するので

「この色を2倍の濃さで」とか

「この色とこの色の中間色で」とか

カスタムカラーの作成をお願いすることもできるます

 

また例えば「ティファニーブルーを再現して」とか

完全オリジナルのオーダーをすることもできます

 

カスタムカラーやオリジナルカラーの作成には追加費用がかかりますが

唯一無二のカラーにしたいとか特別なこだわりがあるとかであればそういった選択肢もあります

 

普通の人は300色の中から選べれば十分過ぎるほどだと思いますけどね笑

(以前パナソニックのLクラスのキッチンの100色の時ですら同じ感想を抱いていた気がします笑)

 

ジル
ジル
多すぎて選べないにゃ

 

②ショールーム見学(30分)

一通りの説明を受けた後

ペイントされた場所の見学をさせてもらいました

 

壁から床から天井まで

全てペイントされているため

直接触れて手触りを確認したり

視点を変えて陰影の変化を感じたりできます

 

この階段の側面は左手側がストーンペイントの「コース」

右手側が「ファイン」で塗装されています

荒めの「コース」の方がより陰影がはっきり出ていますね

 

ちなみにこの階段は(多分杉の)無垢材です

スタッフさんも歩くたびスベスベで気持ちいいと仰ってました

 

写真

この吹き抜けの下に見えるのは土間になりますが

ここもペイントされています

 

靴の汚れなんかもあると思いますが

経年変化で場所によって見え方が変わってきています

 

水滴が着くとシミになったりするので

あまりオススメはしませんが…とのことでしたが

キッチン台なんかも塗ることができます

 

統一感を出すために壁と合わせて家具や扉を塗るとかも良さそうですね

 

これはマグネット塗料を塗った上からペイントしています

マグネット塗料自体はポーターズペイントの商品ではありませんが

こんなこともできるんですね

 

磁力はそんなに強くないですが

プリントくらいなら止められるみたいです

 

こちらも一面ペイントされた部屋です

(床はカーペットでした)

 

左手側の壁が光沢がある感じになっていましたが

これはホワイトボードとして使える壁だそうです

 

これもポーターズペイントさんの商品ではありませんが

ペイントでこんなこともできるようになるんですね

塗料の可能性を感じました

 

③ペイント体験(60分)

ポーターズペイントへの理解が深まったところで

実際にペイントを体験させていただきました

 

こちらが体験スペースのペイント実施前の写真になります

ちなみに正面のグレーの塗り後は

午前中に来られた方が実施したペイントのようです

 

右手の黄色い壁は石膏ボードで

下地処理の方法を説明するためのものになります

 

下地処理については今回は口頭で教えていただいたのみですが

希望すれば下地処理の方法もレクチャーしてもらえるようです

 

ペイント体験は「エッグシェル」「ストーンペイント」かを選べます

 

セルフペイントでやるなら手触りの良い「エッグシェル」かなと思っていたので

今回はそちらを体験してみることにしました

 

養生の仕方からペイントの仕方まで丁寧に教えていただきました

 

養生後の写真です

 

こんな感じのブラシで塗っていきます

 

水性の塗料で伸びも良く

匂いも気にならず

ササっと塗れました

 

塗った後がこちらです

初めてでもそこそこ綺麗に塗れたかな!?と思います

 

写真だとあまりムラが無いように見えますが

肉眼で見るともう少しムラはあります

実際はもう一回重ね塗りをして完成です

 

ペイント作業自体は楽しいし

ベーシックな塗料であれば比較的簡単に塗ることができます

 

セルフペイントをするなら

おそらく下地処理や養生のほうが時間がかかるし大変だと思います

細かい部分の仕上がりにも影響します

(慣れてくればそれも含めて楽しめると思います^^)

 

ジル
ジル
ぬりぬり楽しいにゃ

 

④個別相談(60分)

ここは相談内容にもよりますが

基本的には施工やペイントの種類やカラーの相談をする時間になります

 

今回は詳細を決めきれていなかったので

セルフペイントをする場合に必要なものや費用なんかを教えていただきました

 

下地のパターン

ペイントをする場合

下地にも幾つかパターンがあります

 

・石膏ボードに下地処理

・紙クロス

・ビニールクロス

 

おそらく石膏ボードに下地処理をした上にペイントするパターンが1番多いかなと思います

 

「下地処理」石膏ボードの繋ぎ目やねじ穴をパテで埋めて滑らかにする作業です

通常のクロスを貼る場合でも実施する作業になります

 

時間が経つとパテ埋めした部分が乾燥してへこんだりすることがあるようです

見学した際にも実際に塗装面がそうなっている部分を見させて頂きましたが

そこまで目立つものでも無いのでよっぽど気にする人以外は石膏ボード直塗りで特に支障ないかなと思いました

(DIYクオリティなら他にもっと気になる部分が出そうな気もします笑)

 

石膏ボードに塗る場合は

シーラーという下塗りをした後

2回塗料を重ね塗りして完成です

 

 

石膏ボードの上に紙製のクロスを貼り

その上からペイントをする場合もあるそうです

 

紙クロスは表面に小さな穴がたくさん空いていて

湿気が石膏ボードとクロスの間にこもりにくく

ビニールクロスよりも持ちが良いそうです

 

ペイントの伸びも良くなり

石膏ボードのパテ埋めの跡も出ないので

仕上がりが綺麗になるそうです

 

紙クロスの場合シーラーは不要で

7〜8回塗り替えすることも可能とのことでした

 

ただ紙クロス自体が慣れた人でないと貼るのが難しいらしく

普通にビニールクロスを貼るより高い上に

ペイント費用が乗っかってくるので

DIYで費用を抑えたいという趣旨からは外れてきてしまいます

 

 

新築ではあまり無いかもしれませんが

ビニールクロスの上からペイントすることも可能とのこと

 

今回説明いただいたスタッフさんも

マンションのセルフリノベでポーターズペイントを塗っているそうですが

ビニールクロスの上から直接塗ったそうです

 

ビニールクロスを剥がすの自体も結構大変ですし

細かいカスもたくさん出るのでペットを飼っていたりするとそっちの方が気になるという場合もありそうですね

(スタッフさんも猫を飼っているとのこと^^)

 

ただポーターズペイントの塗膜が薄いので

ビニールクロスの柄がそのまま浮き出てしまうこともあるとのことで

最初はクロスを貼っておくけど

将来的に上から直接ペイントを考えている場合は

あまりゴツゴツしてないクロスを選んでおくのがベターだそうです

 

準備が必要なもの

セルフペイントに必要なものは大体以下のアイテムです

 

ポーターズペイントで購入必要なもの

・塗料

・シーラー

・専用ブラシ(レンタルもあり)

 

ホームセンターなどで購入可能なもの

・パテ

・ファイバーテープ

・マスキングテープ

・マスカー

・コテ

・小バケ(水性用、豚毛がオススメ)

・バケツ

 

専用ブラシが意外と高いですが…

 

市販品でも代用効くかもしれませんが

毛の種類とか硬さとか植え方とか

おそらく塗りの完成度に影響するので

塗装に関する知識がなければ

専用ブラシを購入(もしくはレンタル)するのが無難かなと思います

 

セルフペイントの費用

セルフペイントの費用の感覚としては

4畳程度の部屋なら消耗品や道具を含めて5万円くらい

2部屋目からは3万円くらいあれば

必要なものは揃えられる感じです

 

塗料だけでもなかなかのお値段ですね

 

塗料もまとめ買いするほど安くなるので

統一カラーで複数箇所をセルフペイントする場合はもう少し費用は抑えられそうです

 

カラーサンプル

300種類ほどあるカラーですが

基本は色見本を見て確認する必要がありますが

ポーターズペイントの本国のサイトでは

画像ではありますが全ての色のサンプルを確認することができます

 

また1色1色に良い感じの名前がついているので

名前で選ぶなんてのもありですね

 

メニューから「Colours」を選ぶと確認できます

Handmade Paints, Wallpapers & Flooring | Porter’s Paints (porterspaints.com)

 

おわりに

だいぶ内容の濃いポーターズペイントのワークショップ体験でした

今回は運良く無料で参加させていただくことができましたが

2000円払ってでも行く価値は十分にあると思いました

 

代理店は県内に一つ(場合によっては越県必要)なので

遠出がてら家族でペイント体験というのも良いと思います

 

基本的にはここぞというところに使いたいと思いますが

今後の家づくりの進捗を見ながら

藤本さんやH氏と相談です

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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ジルわこ(和泉銀之助)
ジルわこ(和泉銀之助)
施主ブロガー
2022年に積水ハウス「シャーウッド」で、2階建て30坪の家を建てました。家族3人、2匹の猫と暮らしています。家づくりの過程、住み心地やDIYの記録など、家全般について綴っています。 Webメディア「日刊住まい」にて、「和泉銀之助」としてライター活動中。
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